【感想・ネタバレ】楽園の烏のレビュー

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ネタバレ

単行本を何年か前に読んで、雪哉がすごい恐ろしいことやるようになってるぞ...雪哉変わっちまったよ...の印象が強かった。
最後の雪斎の一言にえ、どういうこと?と疑問を持つ終わり方。
20年の間に何があったかは次の巻を早く読んで確かめたい。

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2024年05月07日

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ネタバレ

はじめさんの家族いいな。
諍いのない気持ちのいい遺産相続。

今上陛下は誰か。奈月彦を若いとは言われんでしょう。
出てこない人の安否がこんなに不安になるとは。

千早は勁草院時代に雪哉が裏で手を回していた結ちゃんの件を知ってしまったんですね。
千早が太刀を取り上げられた時の経緯が気になるけど知るのが怖い。

最初、猿に生き残りがいたのかと驚いたけど偽装だと分かって安心。
けど何とも言えないこの感じ。

合理的。
雪哉の政策に諸手を挙げて賛成は出来ないけど、合理的ではあると思ってるから表立って反対はしない。
しないというか出来ないといいますか。

朔王が外界に家族をつくっていたとは。
はじめさん、朔さん。
凄い。

目を引くあの金のネックレスにはそんな意味があったのか。

朔王に助けられ、ある意味朔王に引っ掻き回されてる山内。
果たしてどうなるのか。

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2024年04月28日

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八咫烏シリーズの第二部の第一巻。
主人公は道楽でたばこ屋を営む若者。義父から相続した山が八咫烏たちが住む山であったという始まり。幽霊を名乗る女性に導かれて彼も八咫烏がすむ山内へ。
山内では雪哉がトップの権力者に。しかも、絶滅させた猿を騙り異端者を排除したり工作したりするとい非道っぷり。さらには、金烏は出てこないという謎も。勁草院時代の治真や千早が再登場したのは嬉しかったが、他の人物たちはどうなったのか。
主人公と共に行動する頼人も雪哉に裏切られて絶望を感じているのか、真実を知ってなお、彼を信頼しているのか、がよくわからなくなる描写ばっかりで続きが気になる。

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2023年01月14日

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八咫烏シリーズ第二部第一作。
第一部から20年後の世界。
山内では雪哉改め雪斎が黄烏となり政をおさめている。
日本では安原はじめという男性が、7年前に失踪した養父から山内を内包する荒山を相続した。
「幽霊」と名乗る謎の美女に導かれて山内に入る。

面白かった。
皆、口々に山内の八咫烏は楽園だと言うけれど、実際は山内は楽園では決してなかった。
はじめはどんな相手に山を譲渡することになるのか、気になる。

既刊で雪哉は少しずる賢いところがあるとは思っていたけど、今の雪斎の悪辣さに驚きを隠せない。この20年間に一体何が起きたのだろう。(今の金烏が若いようなので、代替わりしていると推察される。)

なんとか安原はじめは日本に戻ることが出来たようだが、同行することになった頼斗は山内衆を完全離脱したのかと思いきや、長期の潜入に入るとの符牒を残したのにまたびっくり。

続きが気になるし、過去も気になる。

続編の『追憶の烏』を早く読みたいけど、今までずっと文庫本で読んできたので、文庫化を待つか単行本を読むか、悩ましい。

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2023年01月09日

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本作品の見どころは雪哉の豹変ぶりだ。

第一部の八咫烏シリーズの中で、一番緻密かつ複雑に何度も描写された雪哉。

幼少期の雪哉(シリーズ2)と雪哉の成長する生活(シリーズ4)を読んで、雪哉を好きになるしかないほど、雪哉は魅力的なキャラクターである。

そんな雪哉を投影したまま本作品を読み進めると、「かわいかった雪哉がそんなことするはずない」と叫びたくなるほど別人だった。

果たして雪哉改め雪斎は、八咫烏の民に生きやすさと、不満の矛先を宮中(金烏)に向かせないために、捏造した猿を作り出したのだろうか?
雪哉がそんな誰でも思いつく理由で、虚構の猿を作ったのか。

本作の主人公はじめは、「楽園に必要なもの」を雪哉が持ってくれば権利を渡すと言った。本作の後半で、はじめは、答えは「人、そして、人との関わりは喜びだ」と明らかにした。

この言葉を噛み締めているうちに私は、雪哉が茂丸の遺体に絶叫し、炭になった体に縋り付く姿がよぎった。

唯一対等に話し合えるかけがいのない友人を奪った、山神・大猿に復讐心が感じとれ、ゾッとしてしまった。

杞憂で終わればいいなと、現段階読み進めてきて、切に願う。

引き込まれる世界観を作り出す著者様に感謝である。

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2022年11月23日

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知った名前が全然出てこない中、千早大活躍でちょっと安心するというか嬉しい。20年の間に何があったのか、次を読めば分かるんですよねきっと。分からなきゃ困る。

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2024年04月21日

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ネタバレ

弥栄の烏からだいぶ経っているので、雪哉以外は名前はわかるけどどういう人物か忘れてました
あれから雪哉も歳を重ねて、偉くなってました
6巻までの人物がこれから沢山出てくると思うけど、何やら不穏な気配がしてますね

安原はじめの正体は意外でした!
うーん、文庫本になるまで待てるかなww

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2022年11月23日

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ネタバレ

ここでまた人間界の人物が登場。

彼が山内へきて、皆に問いかける『ここは楽園か?』という質問がなかなかにえぐいなぁと思いつつ読んでました。

楽園って実は地獄なんじゃないかと私は思うところがあり(『失楽園』のアダムとイブとか同じタイトルの諸星さんの『失楽園』などでそう思うってしまったんだよねぇ)、独裁者のいる世界ではやはりそこが楽園と信じている人々もいるわけでね。

そんなことも思ってしまった作品でしたね。

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2024年05月06日

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