感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
山内の外視点だから山内側で何が起こって、こうなったのか分からなくて凄く不安。
山神さまの怒りで死んでしまった護衛と重症の護衛が誰か分からなくて怖い。誰か想像するだけでも怖い。
サエの時も誰かが傍で見ていれば何か変わっていただろうか。
猿が何を考えているのか分からなくて怖い。
山神さまによって創られた山神さまの荘園。
時代の変化と人の意識の変化、そして百年前に荘園が機能しなくなったことによって綻び始めた。
山神さまが椿と志保の代で終わりと言ってるから綻びが悪くなっても良くはならんのだろうね。
山内の在り方、八咫烏ば変わるんだろうか。変わって続いていくことは可能なのだろうか。
まだ解決してないから不安しかない。
Posted by ブクログ
主人公は女子高生の志帆。かつて、史帆の祖母が飛び出して行った山内村を、訪ねてみると、恐ろしい儀式に巻き込まれてしまうことに。
儀式は、人身御供として山神に捧げられ、その母親としての役目を負わされるというものだった。
前回の終わりで出て来た山神、そして、味方がわからない八咫烏の長である奈月彦と大猿。
話が進むにつれて山神が化け物から人間らしくなり、そして、ちゃんとした神となる。その過程の志帆の献身さがとっても良かった。
また、ずっと八咫烏視点で話を読んで来たので、この話は違う視点になりおもしろかった。
ただ、山神と「英雄」の関係には途中の荒魂と和魂というバレバレの伏線がちょっと残念だった。
Posted by ブクログ
祖母と暮らす志帆は伯父と出会った事で、母と祖母が逃げたきた故郷へ。
だか、それは堕ちた山神への生贄にされる為だった。
流れとしては異類婚譚。そして、猿退治と民俗学色が強い。
お約束な展開は先が読めてしまうのが、残念。
ただ、ここに猿と烏の確執が判明した。
次の巻で一部が終わるので続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
人間が出てくる話。
シリーズ1から4までとは違い、山神についての話だった。雪哉が出てこなくて少し残念。
この話は、阿部智里さんが高校生の時に考えていた話と巻末に書いてありすごいなぁと思った。
Posted by ブクログ
前作までが八咫烏サイドのお話だったので、今作では世界観ががらりと変わって驚いた。
山神とは何かと、山内の成り立ちの全容が明らかとなり、興味深い章でした。
雪哉など八咫烏側の物語を楽しみにしていたので、そこが描かれなかった分少し物足りないけれど、若宮と天狗の関わりなどは楽しく読めました。
肝心の志帆と山神にあまり感情移入できなかったのが残念です。物語としては綺麗にまとまっていたのかな、と思います。
Posted by ブクログ
はじめは、何で女子高生?急にリアリティが出てきて嫌だなぁと思ったけどストーリー的にはファンタジーだった!
中盤から涙止まらない...
椿も立派になったし、志帆も凄いし。
ラストの志帆は、果たして本当に志帆だったのか……