あらすじ
百合は大好きだった夫と別れ傷心の一人暮らしを始めるが、門司港で妙に賑うコンビニを発見する。舞人はかつてヒーローになりたかった。自分を見失う彼の元に突如訪れた「テンダネス着ぐるみ」任務。その背後にはとあるコンビニ店員との過去から今に繋がる熱い友情があった。報われるばかりの人生でなくとも手にすることができる小さな幸せがここにある。温かなコンビニ物語第四弾。
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Posted by ブクログ
今回のヒーローのお話が本当に涙なしでは読めなかった。。。外で読んだのをちょっと後悔。
熱い、いい話だった。
それにしても3に引き続き幽霊の小ネタ、ここまで引っ張るとは!そして一彦兄さん!!
まだまだ楽しみ。
Posted by ブクログ
非日常きわまりない兄弟(妹)を中心に置きつつも、ベースは〈普通のひとたちがちょっとがんばる〉お話なのがいいんだよなぁ…。
めっちゃ無理するとか、命がけで何かをするとかでなくても、ちょっと勇気を出してちょっとがんばるだけで、隣にいるひとのヒーローにはなれるんだよね。
Posted by ブクログ
シリーズ4作品目も大好きな登場人物たちを交えたストーリー展開で、終始温かい気持ちだった♪
第一話
大好きだった夫の輝也と別れ、門司港で初めての一人暮らしを始めた百合。
小さい頃から家庭内でのルールが厳しく、門限があったり、スマホの利用時間外は取り上げられたりしてうまく友人関係が築けなかったり、自分の望む進路ではない進学先を両親に決められ人生を歩んできた百合。ずっと両親に敷かれたレールを歩み続けてきた。
職場内で知り合った輝也とのせっかくの結婚生活も、過干渉すぎる両親がストレスとなってしまい、結局のところ離婚することとなってしまう。
離婚後、両親から離れる宣言をして、不安の中テンダネスの近くで一人暮らしし始めた百合。テンダネスのイートインスペースでみんなで飲んだり食べたり、ワイワイする時間を過ごしながら、これからの百合が自分の人生を選択しながら前向きに歩んでいけるといいなぁと応援したい気持ちになった。
文中にあった「自分の子どもの力を、親自身が信じてないから諍いが起きちゃう。信じろって話ですよ」って言葉に共感。子供のことが心配でも、子供が人生をどう歩むか選択する権利はあるのだとしみじみ考えさせられた。
第二話&第三話
小さい頃からヒーローになりたかった舞人。
テンダネスでアルバイトをしている友人の高木から、テンダネスのキャラクターの着ぐるみを着て活動する人を探しているがどうかと話を持ちかけられ、面接を受け正式に合格する。
実際のイベントの直前に、イベント会場でお客さんが倒れてしまい、医療従事者の舞人は着ぐるみの頭を取った状態で助けに向かう。とっさの行動はとてもかっこよかった…!
まさにヒーローのようだった!
また第三話では舞人と高木の高校時代の友人関係についても触れられていた。第二話では明るくてよく食べる高木の様子が描かれていたが、第三話の高校時代のストーリーは、高木の家庭環境が複雑なところが垣間見えた。その中で高校時代の舞人は高木に黙って懸命な行動にでる…
そこから、
「知ってたんだよ、実は」
「君がぼくを助けてくれた真のヒーローだったってこと」
8年の時を経て、高木が舞人に伝えたこの言葉にジーンとした…!
時として言葉は相手に伝えすぎても傷をつけることもあるし、全く伝えなくても傷をつけてしまうこともある。しかし高校時代からの流れがあって8年越しに高木と舞人が分かり合えた場面、すごく良かったなぁ♪
温かい気持ちになれるこのシリーズ大好き〜!