【感想・ネタバレ】後宮戯華伝 宿命の太子妃と仮面劇の宴のレビュー

あらすじ

絢爛華麗な後宮で、血塗られた陰謀劇の幕が開く。凱王朝を舞台に贈る中華寵愛史伝。栄華を誇る凱帝国では、皇太子・高礼駿の花嫁の位階を定める東宮選妃が行われていた。汪家の当主とお抱え劇団の女優との間に生まれた梨艶は、兄の勧めで礼駿に嫁ぐことに。華やかな皇宮に気後れする梨艶は、家名に傷をつけない程度に目立たず平穏に過ごすことを望んでいたが、ある時、品行方正な青年と思われていた礼駿の隠された素顔を見てしまう。礼駿は幼いころに生母を火事で亡くし、その事故が何者かによる陰謀ではないかと疑っていた。母を殺めた犯人を探し出すと決意した礼駿は、血の気が多く喧嘩っ早い本性を隠し、理想の皇子を演じていたのだ。その場面を梨艶に見られた礼駿は、梨艶を警戒し、彼女の真意を探るように。はからずも接近する二人をめぐって、新たなる事件が忍び寄り……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

元々このシリーズはキャラクターたちが薄氷の上で物語を紡いでいるような危うさがある話なんだけど、今回はその傾向が顕著だなと感じた。

黒幕及びさらにその奥にいた主犯、その動機については意外でゾワっとした…

それでも最後は、あぁ、良かったと思える着地点が用意されている。例えこの先何があったとしても。
幸せになってほしいと祈つことができる作品だった。

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2022年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後宮シリーズ二期二作目
明代をモデルに、中華風を余すところなく堪能させてもらえるシリーズ
今作は読みながら、楽しんで悲しんで懐かしんでと感情が忙しい、壮大な後宮ミステリーでした

罠と駒とが入り乱れて、黒幕は遠いし、更に真の黒幕に裏切られ、最後まで気の抜けない展開にも大満足

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2022年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は後宮の中で演劇をするということで女優の娘が後宮へ。

この方の作品は私の好みなんですよね。きちんといろいろ調べられているし。

面白かったです。

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2021年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人は誰しも自分が生まれた意味があると思いたい。
主役になりたいと思うものも多い。
それが光り輝く存在が目の前にいる後宮ならなおさら。
だから仮面を被り、自分を演じるのだ。

黒幕はあんなに暗躍できるほど、存在感も後ろ楯もそんなに強くはなさそうに思えた。
このシリーズは皇帝や皇太子がヒーロなので善政を敷き繁栄の直中にあるように思えるが、国はすでに傾きかけているらしい。
元になった時代や乱があやふやなので、もう一度調べてみたくなった。

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2022年10月01日

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