【感想・ネタバレ】山猫珈琲 下巻のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年09月27日

湊かなえさんのエッセイ、「上」に続き「下」です。
「上」は新聞社へ掲載されたエッセイばかりをまとめていましたが、「下」は雑誌などに掲載したエッセイ。分量は少し長め。書いてる時期が重なっていることもあり、新聞掲載の内容と似たものもあるのですが、より詳しく書かれていたり、因島ですごした子ども時代、実家の...続きを読む農家のこと、結婚後の夫婦のこと、ニュージーランドにトレッキングに行ったこと(大学卒業後は趣味が登山になっていく)、そして、第三部として、作家になるまでの経緯を書かれていて、「作家になるって、才能とかいうより努力だな」と感じました。(まぁ、長い文章なんである程度忍耐がないと書けないし、ましてや小説なんて自分が一から作り上げていくのだから、何度も何度も考察するし) 湊さん、今では映画化・ドラマ化される売れっ子作家さんですが、そこにはものすごい努力(書いて、書いて、書きまくる)があったんやなと、湊さんの根性を垣間見ることができました。といっても、高校時代に剣道をしていただけあり、やはり並々ならぬ意志の強さのある方なんだと思います。
でも、やっぱり、クスっと笑ってしまう部分が多々あり、「上」に引き続き、楽しく読ませてもらいました。
最後に、初めてラジオ小説になった脚本をそのまま載せてくれていて、ちょっとしたジェネレーションギャップはあるから(90年代の昔の大きな携帯電話とか)、若い子は分りにくいかと思うけど、「脚本」ってこういうのも考えるんやなぇって、勉強になりました。

そんなわけで、次は小説にチャレンジしてみようと思います。

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Posted by ブクログ 2024年02月26日

湊かなえ先生のエッセイ本下巻
湊先生の小説が映像化されても面白いのは湊先生が脚本家としても凄い努力されたからなんだなと実感(個人的にリバースが好き)

珈琲革命のすり鉢事件はお腹抱えて笑ってしまった

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Posted by ブクログ 2021年02月15日

湊かなえ作品、14冊目。
エッセイ(後半)です。一つひとつのエピソードに心打たれました。やっぱり、登山はいいなぁ、と。また、ニュージーランドにトレッキングに行きたいと。本書を読んでいる途中で、思わず「告白」を引っ張り出して、再読してしまいました。10年ぶりでしょうか。内容も忘れている点があったのです...続きを読むが、あらためて、感動してしいました。(エッセイ後では、また違う思いもありました)
印象的なフレーズは以下:
★登山をするのは、美しい景色を追い求めるというよりは、っころを開放するためなのかもしれません。…。喜びを感じる行為もまた自然の中にあるのだということを、身をもって感じています。
★山は寛容な存在です。日常生活において、目標に向かて必死に努力しても、すべてが報われるわけではありません。…。しかし、山は、一歩一歩進んできた人を温かく迎えてくれます。その頂を踏ませてくれます。頂から眺める自分が歩いてきた道は、努力の跡であり、今後の自信ともなります。…。そして成功できれば、また、次の山に登りたくなるのです。
★120%の気持ちで伝えて、ようやく30%理解してもらえれば万々歳。80%程のぶつかり具合では何一つ伝わらない場合のほうが多いのではないでしょうか。
★一番に立つことができた人は、そのレースに参加した人の想いを受け止めてほしいと思うのです。自身の作品に込めた思いが強ければ強いほど、負けた時は悔しい。ならば、せめて「この人に負けたのなら仕方がない」と納得させてもらえるくらい、ガンガン活躍してほしいのです。

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Posted by ブクログ 2021年12月27日

湊さんのエッセイ集。下巻。
ご本人も巻末で触れているが、猫の話題は少なめ。
が、挿絵で書かれているイラストが本当に猫好きなんだな、を感じさせる。
特別収録の脚本賞受賞作は名前も凝っていて楽しめる。

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Posted by ブクログ 2020年02月10日

再読。巻末に過去受賞した脚本とラジオドラマが特別収録されたエッセイ集。他にもデビューまでの経緯が書かれていて、湊さんの書くことへの執着がよくわかった。

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