あらすじ
白髪と赤い瞳の外見から鬼子と蔑まれてきた、まじない師・珠華。 皇帝陛下からの依頼を受け、偽りの妃として後宮へ――。 彼自身にかけられた呪いと、宮廷で起きた怪異事件の謎を解くために、愛憎渦巻く闇へと足を踏み入れる……!
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Posted by ブクログ
白髪に赤瞳の容姿で親に捨てられ、まじない師に育てられた主人公。ある日、若き皇帝が店を訪れ自身にかけられた呪詛と後宮で次々と起こる怪異事件の解決を依頼する。偽の妃として後宮入りすることに。珠華と白焰の掛け合いが胸キュンだったし、まじない師としての技で後宮の陰湿な嫌がらせを回避する姿は宮廷物語として珍しくて読んでいて楽しかった。
匿名
おもしろかったです。
後宮ものです。
試し読みで気に入り、購入しました。
なかなか手に取ることができなかったのですが、読み始めたら、いろんな出来事が次々と起こるので、一気に最後まで読んでしまいました。
主人公がまだ完璧なまじない師じゃないところが逆によくて、健気にがんばる姿に応援したくなりました。
楽しく読みました
作者さん買いで、続巻がでたので、改めての読み直しをしました。キャラがたっていてテンポが良くて、とても面白いと思います。これからの続きで、皇帝と街のまじない師の距離がどのように変化していくのか、どのような事件が起こっていくのか。作者さんの世界を楽しませていただきたいと思います。
Posted by ブクログ
わたしの幸せな結婚が好きで、こちらの作品も読んでみた。
「わたしの~」とは違って、異種ではあるけれど強い主人公と人あたりの良さそうな肯皇帝。
ポプラ文庫だからか、文も難しくなくスラスラと読めた。中華ファンタジーで漢字の読みに慣れなかったけれど。
深く考えず軽い気持ちで読んでいけるので、いいかな。ひとまず、2人がいい感じになるまで読んでいこうと思う。
Posted by ブクログ
素直に慣れない皇帝と
感じる恋心を必死に押さえようとする
今でこそ身分の違いとかあんまり
気にならなくなってるけど
モダモダしてしまう
Posted by ブクログ
皇帝にかけられた呪いの解呪に後宮内で起こっている怪異の解決。
それを期間限定の偽装婚とは言え妃として後宮に入れば、他の妃からの嫉妬は必至。
白髪に赤い目、見た目でも十分に忌み嫌われているというのに、主人公に降りかかった試練は非常に困難で重い。
何重苦だこれ。
皇帝が自信家で有能(の筈)その割に彼女の苦労を分かっていない部分もあって「おまえ、有能ならもっとちゃんと立ち回れよ」と思ってしまうほど。
そんな彼女の身内は理解してくれる人たちがいてくれたことは本当によかった。
式神は彼女が作り出した存在だから無条件で彼女に懐くとはいえ、味方のいない後宮で彼らの存在は主人公の救いになったに違いない。
皇帝もね、毎夜来てくれたけどね、あなたの場合は逆効果なこともあったから。
嫌がらせが増えたのはあなたのせいでしょう。
(主人公贔屓のため、皇帝に対して辛辣になる自分)
一見呪いと怪異は無関係と思われたが、終盤で真犯人が見えてくると一つに繋がる。
途中、主人公と一緒に疑心暗鬼に囚われたが、思い起こせば伏線はちゃんと用意されていた。
そして、主人公がそれに気付いていたことにも驚いた。
軟禁されたり色々危機に陥ったりもしたが、ちゃんと真相に辿り着き、皇帝の力(脚力)を借りつつ撃退。
あの何重苦の苦難をよくぞ。
皇帝の呪いは最後に晴れて解けたが、別種の呪いが発生した気も。
主に皇帝から主人公に対して。
彼は多分あのまま逃してはくれないぞ。
呪いのせいで、これまでまともに女性と触れ合ってこなかったこともあって、より主人公に特殊な感情を抱いたようだし(しかも本人があまり自覚していないようにも思う)
逃げ切れるのか、それとも囚われてしまうのか。
気になるところだ。
気になるところと言えば、主人公の幼馴染みは結局何者とか、他の妃に指輪の謎など、解明されなかった部分も多い。
今後もシリーズが展開するなら、その辺りも掘り下げて欲しいところだ。
期待したい。
Posted by ブクログ
後宮で怪異が起こり呪詛されている皇帝が街の呪師に事件解明を依頼
よくある設定だけれど、楽しくサクッと読み終えました
皇帝と呪師2人の関係が最後までハッキリしない所が良かった
コレがアッサリくっついちゃうと、本当に何処にでもあるお話になってしまうので……
Posted by ブクログ
「わたしの幸せな結婚」がとても面白かったので購入しました。
顎木あくみさんの文章は読み易いですね。
この「宮廷のまじない師」も虐げられる女性が主人公です。珠華が今後困難を乗り越えていくところが読みたいです。
2巻出るのですよね…⁇
ご都合主義が過ぎる
作者買いしたけど、失敗。
中華風ファンタジーはかなり知識のある作者さんの小説が多い中、これは勉強不足が目立つ。かなりフワッとした中華風で、モヤッとするレベル。
ご都合主義と中身のない描写が多い。まず宮廷医より街中のヒロインが医療の知識があるとか、「あれとあれを混ぜて、ハイできた!」程度の描写の薬が画期的で称賛されるとか、後宮の警備がヒロインに都合よくユルイとか。
とにかくご都合主義のオンパレードで、ラストはチートで敵退治。
よくあるストーリー展開の、薄いお話だった。
恋愛描写も薄味。