【感想・ネタバレ】プラチナデータのレビュー

あらすじ

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

DNA操作システムを作った人物が容疑者としてモンタージュされ、追われる立場になってしまうというストーリー。
理系ミステリー・容疑者と警察の追跡劇・社会派サスペンスなど東野圭吾先生の得意ジャンルが凝縮された500ページ弱のストーリーでとても面白かったです。DNAを国に提供するという現代にも似た話題で通じるテーマで、とても臨場感がありました。
殺人事件の真相とそれに関わる警察内部の闇や駆け引きもとても面白かったです。感情を捨てデータを信じることで生きていた神楽が逃亡劇を通して自分が忘れていた物と出会い考え方を直していく展開やもうひとつの人格であるリュウとの別れや謎の少女・スズランの正体など伏線回収がしっかりしていて素晴らしい作品です。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
神楽龍平 / リュウ:松岡禎丞
浅間玲司:安元洋貴
志賀孝志:三木眞一郎
白鳥里沙:花澤香菜
水上洋次郎:津田健次郎
戸倉:福島潤
那須:山路和弘
木場:稲田徹
丸沼玲子:日笠陽子
蓼科早樹/スズラン:伊藤美来
蓼科耕作:梶裕貴
神楽昭吾:山寺宏一
チクシ:大塚芳忠
サソリ:乃村健次

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2024年09月07日

ネタバレ 購入済み

意外な結末

国民のDNAが国家に一元管理されるシステム。近い将来ありそうで怖いと思いました。
そしてラスト、犯人は意外な人物でした。
権力があれば犯罪からも守られるシステムですが、ラストは犯人が明らかになるのが嬉しかったです。

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2021年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
後半一気に読んでしまった。
神楽の逃亡劇が面白い。すずらんの正体でうわーっと思った。最後神楽と浅間の関係に少々萌えてしまった。
楽しい読書でした。

0
2025年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

社会問題に切り込んだ作品。権力を持つものはそれを振りかざしてしまう。テンポよく話は進んでいくが、もう少し読書を騙すような展開が欲しかった。

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2025年01月23日

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