【感想・ネタバレ】プラチナデータのレビュー

あらすじ

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。

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ネタバレ

●思いがけない結末。プラチナデータが結局廃止されないことは少しわだかまりの残る結末だが、むしろ現実味があって悪くない着地。
●数値やデータにしか頭のなかった主人公が逃亡の過程で人の本質(芸術は見た目そのものではなく、作る人の心がうつるなど)に目を向けていく過程がよかった
●終始、先が気になる展開が多く、読み飽きなかった

主要人物:神楽、浅間、リュウ、水上、志賀、白鳥

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2026年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

追悼作棚を見かけて手に取る
DNA情報から容疑者を特定する捜査システムが開発され、その開発者とそれに難色を示す刑事の視点でストーリーが進行。
相対する2人だが、事件をきっかけに手を組み、真相に迫る。
ストーリー展開が早く、考える間もなくどんどん次が読みたくなる。感情を深ぼるような表現は少なく、情景描写が多いため、ドラマを見ているかのように映像が頭に浮かぶ。
今まで東野圭吾作品にあまり触れてこなかったが、これが本嫌いでも読める工夫というものか、さすがすぎて脱帽
最先端のテクノロジーに対する反抗と教訓という作者からの意図が大いに感じられた。

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2026年08月02日

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ネタバレ

やっぱり、東野圭吾さんは面白い!!

DNAが普及した今だからゾワゾワした、そして政治家やお偉いさんの方々がDNAを…あれは本当に背筋がゾワゾワしてたまんなかった、ほんとうにありそうで怖い…

リュウとスズランの物語はとてもとても良かった!

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2026年04月06日

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ネタバレ

やはり、この著者は読ませる。

最後の最後まで、なんのことやら?

でもグイグイ引き込まれる。

結局、なんのことは無い、

既得権益を守るためと、日本を動かす黒幕

たちを守るためだったんじゃん。

しかも、それは変わらずじまい。

世界はそんなモノ?

それが余計にリアルだった。

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2026年04月02日

ネタバレ 購入済み

意外な結末

国民のDNAが国家に一元管理されるシステム。近い将来ありそうで怖いと思いました。
そしてラスト、犯人は意外な人物でした。
権力があれば犯罪からも守られるシステムですが、ラストは犯人が明らかになるのが嬉しかったです。

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2021年06月22日

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ネタバレ

あらすじ 近未来の日本。政府は国民全員のDNAデータを管理し、未解決事件の検挙率を飛躍的に向上させる「DNA捜査システム」を導入していた。システムを開発した天才解析者・神楽龍平は、DNAデータの万能さを確信し、冷徹に犯人を特定し続けていた。しかし、システム開発に関わった数学者兄弟が相次いで殺害される事件が発生。神楽が現場のDNAを解析すると、弾き出された犯人のデータは「神楽龍平本人」を示していた。身に覚えのない罪で追われる身となった神楽は、逃亡劇の最中、システムに隠された重大な欠陥と、国家の陰謀「プラチナデータ」の真相に迫っていく。
所感・深掘り 東野圭吾作品が得意とする「科学技術の進歩」と「人間の複雑な心理」が見事に融合した、近未来サスペンスの最高峰といえる作品だった。
国家によって国民のDNAが管理されるという世界観は、現実の技術革新のスピードを考えると「決して絵空事ではない」というリアルな恐怖を感じさせる。完璧に見えるテクノロジーが、いかに人間の都合や欲望によって歪められてしまうのかという問いかけは、深く胸に刺さった。
特に秀逸なのは、追う側と追われる側のスリリングな攻防と、主人公・神楽が抱える内面的な葛藤の描写だ。自らが絶対と信じていたシステムによって「追い詰められる側」に回った神楽が、真実を追う中で自分自身の隠された過去や感情と向き合っていくプロセスには、息をのむような没入感があった。
映画での二宮和也さんと豊川悦司さんによる手に汗握る追いかけっこや緊迫した掛け合いを頭の中で再生しながら読み進めることで、映像的なスリルも倍増した。
最新のDNA科学という冷徹なロジックの裏に隠されていたのは、人間の愛おしさや切ない感情だった。科学の限界と人間の尊厳を描き切った、東野文学の圧倒的なスケール感とストーリーテリングの巧みさに脱帽する一冊だ。

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2026年08月29日

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ネタバレ

DNAを管理して、犯罪者を管理・抑制するという社会。
とはいうものの、
全てを把握した権力者は、その対象外である。
あまりにもリアルだと思った。
実際に、閣僚や警察の上層部、その家族が事件を起こしても揉み消されるケースはある。
神楽や浅間のような人物がどれだけ奔走しても、変えられない身分社会の闇が存在するんだなと。

初めは互いを訝しみ、
逃亡者と警察として敵対し、
最終的には協力し合う展開に胸が熱くなった。

神楽自身の心を長年蝕んでいた父との記憶を、逃亡中のナチュラリストたちとの出会いによってほぐされ、物語の幕引きで彼がそこで生活するのは綺麗な終わり方だと思った。

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2026年08月24日

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ネタバレ

近未来の日本では、国民のDNA情報をもとに犯罪捜査を行う「DNA捜査システム」が導入され、検挙率はほぼ100%。このシステムの中核が「プラチナデータ:極めて精度の高い個人識別情報」。主人公は、そのシステム開発に関わる天才科学者・神楽。彼は合理的で冷静な研究者ですが、ある殺人事件をきっかけに状況が一変します。DNA捜査によって「犯人は神楽本人である」という結果が。。。詳しくは書けないが、科学的には正しくも、人間の“内面”は説明できていない。それこそが、科学の絶対性への皮肉であり、国家への警告なんだろう。④

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2026年04月26日

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ネタバレ

徹底管理社会構築のために心血を注いできた神楽が、真実を目の当たりにして辟易して、最後サソリ達の元で超原始的に暮らしてるのほっこりして笑った。これまでよりよっぽど健康的。
やっぱり東野圭吾はページを捲る手が止まらない。読ませ方が上手いなぁといつも思う。

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2026年04月23日

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ネタバレ

読みました。ネタバレですが



警察とか、国の偉い人ってのはこんな風に事件を処理してるのかな〜と思うと許せなくなりましたね。
神楽と信頼関係にある人が沢山死んでしまうのは残念でした。読み入ってしまいました。

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2026年06月09日

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ネタバレ

DNAで犯人を特定するシステムの凄さと、それが悪用される怖さに怖さを感じた。逃亡劇はスリルがあったけど、主人公の二重人格の秘密に切なさを感じた。

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2026年09月20日

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ネタバレ

東野圭吾さんの描くテクノロジーの話はやっぱり面白い。画期的であるのに浮世離れしてないところがすごくワクワクさせられてしまいます。
この手の話に付き物の「アナログとデジタル」、「人間と機械」、「心とプログラム」はよく、テクノロジーを妄信するなという結末になりがちと思うのですが、この本ではテクノロジーはきわめて正確で嘘をつかないからこそ、アナログが軽視されてはならないと結びつくので、本当に目から鱗でした。作中では贋作という言葉が使われているが、作り出された物そのものではなく、その背景や心に目を向けると真実が全然違って見えるというところもまた興味深かったです。
ただちょっと小難しい話が多く、かろうじてモーグルとプラチナデータ、DNAサンプルのところはわかったものの、監視カメラのトリックとか、引き戸の夢の話とか、警視庁警察庁特解研の鑑識チームだとかの組織の話とか、なんでスズランがあの人物なのかとかはあまり理解ができずでした。全体的に暗い物語ですが、その中にあってチクシさんやサソリさんとのやり取りは心が温まります。悲しみの中にも希望がある物語でした。

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2026年09月11日

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