【感想・ネタバレ】TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 2 ~ヘンダーソン氏の福音を~のレビュー

あらすじ

魔導師アグリッピナに窮地を救われたデータマンチ転生者のエーリヒ。彼はアグリッピナから、妹のエリザが「半妖精」であると告げられる。そして「半妖精」の悲惨な運命を避ける唯一の道として、契約を結ばないか、と――。契約により、エリザは弟子として、エーリヒは丁稚としてアグリッピナと帝都の魔導院へ行くことに。故郷を離れるエーリヒは、マルギットに一つの誓いを捧げるのだった。
一路帝都へ向かう旅路の中、エーリヒの前に現れた妖精。彼女がもたらす新たな物語の行方は、どうしようもなく致命的……!?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、待望の第2幕!

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もはやクドいとすら評される、濃厚な描写で紡がれるステ振り異世界ファンタジー!

TRPGをこよなく愛した前世を持つ主人公・エーリヒ。
彼が転生の際に得た権能は、ストックした熟練度を自分好みの技能に割り振ることができるものであり、TRPGのシステムそのものだった。
前世では「データマンチ」と呼ばれる種類の人間であったエーリヒは、自身をTRPGのキャラクターに見立てて最強のビルドを目指すべく、2度目の人生を謳歌する。

この主人公・エーリヒ、達観した視点を持ち、普段は思慮深く合理的な行動をとるが、いざとなると感情を優先し時にヘマもする、実に人間臭い人物であるところがなんとも面白い。

本作は1巻ごとに一括りの物語が進行する構成が基本となり、それぞれにヒロインキャラ(蜘蛛人の幼馴染を筆頭に非常に尖っている)が登場。後半には安易な俺TUEEEはナシの白熱のバトルも。

TRPG風の文章が独特の雰囲気を醸しつつ、よく練られた世界観が丁寧に描かれていく読み応えのある一作だ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっとわかったよ。
前回の結婚オチは
「もしかしたらあったかもしれない未来」って事だったのね。
なるほど。
だからヘンダーソンスケール。
いやー、急に結婚して自警団になってたから
混乱しちゃったよ。
HAHAHAHAHA.

妖精に好かれちゃったり
冒険者を目指してるのに魔導師の丁稚になったり。
はいったい何を目指すことになるのか。

到着イベントとか
弟子入りとか丁稚入りとか
絶対もめそうなイベントが待ってるので
次も楽しみですね。

1
2021年01月09日

Posted by ブクログ

書籍版で追加されたヘルガの話好き。学園編入ってからエリザ、本筋からフェードアウトして日常シーンにしか出なくなったけど、ここで半妖精絡みの話追加するって事はエリザメイン回追加さえるのかな?と期待。いや読んでない冒険者編以降でメイン張ってるかもだけど。

0
2025年03月05日

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