あらすじ
――目に映るのは、さんざめく色の洪水。人の感情の色が見える特異体質を持って生まれたフレッツェン伯爵家の令嬢・ナターリアは、その特異体質のせいで家に引きこもりがち。人が多い場所へ行くと、沢山の感情の色が混ざり合って酔ってしまうのだ。このままではいけないと、弟に連れてこられたのは大貴族ビュッセル公爵家が催した舞踏会。そこにいたのは、おぞましい醜悪などどめ色を纏った人物。なんとその人物はアルムガルド王国の第二王子・ルートヴィヒ殿下。そんな彼がナターリアに近づいてきて…!?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
すごくおもしろく読めました
人の気持ちが色で分かる主人公というのは、本当にいそうな設定ですよね。
相変わらずよく練られたストーリーと人物像で、とってもおもしろくさいごまで読みました。会話がポンポンと進んでいくのがこの作家さんの特徴だと思いますが、今回も魅力が余す所なく発揮されたと思います。
惜しい!
面白かったです!
特に前半が。
出会いのインパクトと、初夜のやり取りが面白すぎる。
どどめ色の靄で姿が見えないってw
靄が晴れてからも爆笑。
皆が憧れるキラキラ王子に、更なる拒否反応ってw
兎に角短いお話なので、色々上手く纏まっていますが、詰め込まれた感が。
しっかり書き込んでもらって、じっくり読みたかった!
そこが惜しい!です。
感情は多種多彩
人の感情が色として見える特異体質を持つヒロインと、どす黒い負の感情を纏ったヒーロー。
彼には彼女が必要だったように、彼女にも彼との出逢いに大きな意味があった。
あなたのために生まれてきたと言い切ったヒロインの強さが眩しかった。