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本編の最後の恭一のモノローグに、不覚にも涙してしまった。
こんなの、本物だよね。。
しかし読むのがしんどかった。
体力というか気力?要ります(褒めてます)
すっきりした。
映画を観て原作を購入しました。
映画を観終わってすぐに購入し余韻たっぷりのまま読み終えました。
2人の未来がどうなるかは分かりませんが人生の一部分を覗かせてもらった気分です。
深いのか、真理なのか。
ゲイだろうがノンケだろうが本質的にはきっと同じなのだ。人としてどうあるべきか、なのだ。3度目はないぞと言った後、歳をとれば恋にばかりかまけていられなくなる、その言葉は刺さった。恋愛に浮かれて疲れて振り回されるのは、まだまだ若いから。生活や病気やしがらみが降り注いでくる年齢になれば、恋愛にばかり労力を使えない。真理だと思った。BLを読んで人生を真理を考える、素晴らしい作品。
恋愛漫画と呼ぶにあまりにも痛い
大学の先輩後輩である大伴と今ヶ瀬が、再会するところから話が始まります。
結婚している大伴にとっては最悪の形での再会。
強請られる形で始まった今ヶ瀬との関係が少しずつ変わっていく…
大伴は優しいけどとんでもなく流されやすく、それが一途で粘着質で嫉妬深い今ヶ瀬を苦しめる。
大伴が他との関係を精算して今ヶ瀬に歩み寄っても、常にいつか来るかもしれない別れを意識して心壊れてしまいそうな今ヶ瀬は「あなたじゃダメだ」と自ら別れを切り出し、出ていこうとする。
最後の最後まで、見事なまでにじたばたともがく。
もうどうにもならないよ!もう無理だよ!!
そう思いながら読むのは本当にしんどいです。
でも読んじゃう。
水城先生のストーリーのセンスもそうだけど、言葉のチョイスがとんでもないから、しんどいのに読まされてしまう。
ナイフのような鋭い、心をえぐられるセリフがそこかしこにちりばめられています。
女性とも寝るし、リバもあるので苦手な方もいらっしゃるのかもしれません。
でも、できることなら2人を最後まで見届けてほしい。
最後の大伴のモノローグを聞いてほしい。
本当に余韻の凄い作品。
これはせつない。
いつも受け身で流されてきた恭一が最初は流されていたものの今ヶ瀬くんをあんなに好きになってしまうとは。
2人が一旦別れるとき、別れた後の会社での恭一の号泣。
やばかった。
再会後、恭一がちゃんと今ヶ瀬くんを追いかけてくれてよかった。
なるほど…
映画も知らず(この作品ページで映画化された作品だということは知ったけれど)
ただ試し読み読んでこれは先を読みたい!と思い
その前に少しだけ先駆者の皆様のレビューを読んで
え…しんどいのか…大丈夫かなぁ…バッドエンドは堪忍してほしいけど…と、
ハピエン至上主義の私としてはほんの少し躊躇いながらもカートに入れまして。
案の定、かなりドキドキヒヤヒヤしながらページをめくり続けることになり。。
は…なるほど、これはしんどい。
恭一にシンクロしても、今ヶ瀬にシンクロしても、
もどかしくて哀しくて切なくて相手が愛しすぎて、しんどい。
今ヶ瀬の、ノンケに本気で落ちたゲイの苦しさ
恭一の、ゲイに本気で落ちたノンケの苦しさ
お互い本気でお互い苦しい、でもどうしようもなく愛しい
頼むからもうお互い自分を赦して、お互いを信じて、素直に愛し愛されて…!
と何度となく祈りました(笑)
最終的に私的に現状で大満足なエンドですが
(素晴らしかった、映画化されるのも納得です)
もしまた続編を描いてくださることがあるなら、もちろん絶対に読みたいです。
出来ましたら、もうなんの暗雲も立ち込めてないスカッと晴天なお日柄で(いえ実際のお天気はどーでも良いんですが)ラブラブで幸せいっぱいな2人をお腹いっぱい愛でさせていただきたいですよろしくお願いいたします。
深い物語
寝る前に読むんじゃなかった… 読後寝付けなくなり翌朝目がショボショボに。後輩くんの一途な想いが切なくて、朝日を見ながらの別れのシーンはページをめくる手が止まり暫く読み進められませんでした。序盤はいつまでもフラフラ煮え切らない先輩にイラつきましたが最後はカッコよかった。お互いの想い、悩み、葛藤が丁寧に描かれていて今まで読んだ中でも特に心に残る作品の一つになりました。購入してよかった。
流された先は男
大伴恭一はアラサーのサラリーマン。
結婚していて妻に優しいが、セックスがあまり好きではない妻・知佳子との接点は彼女をショッピングに連れていくことくらいで会話がもたない。
そんなある日、大学時代の後輩に呼び出される。
後輩の今ヶ瀬は興信所に勤めていて知佳子から恭一の調査をお願いされた。
調べたことろヒット。
潔癖な妻はそういうことを絶対に許さないので黙っていてほしいという恭一に、今ヶ瀬は肉体関係を強要。
ズルズルと続いてしまう。
やがて夫婦は離婚するが、そのあと恭一の引っ越し先に半ば強引に訪ねて来て半同棲状態に。
しかしゲイではない恭一はあともう一歩のところで今ヶ瀬を受け入れない。
そして再び女性に流されるが今ヶ瀬ももう黙ってはいない。
受け入れるつもりはないといいつつ今ヶ瀬の過去の男には嫉妬してしまう。
それによって仲は深まるが、恭一の大学時代の元カノの出現により半同棲を解消してしまう。
そのまま彼女と元サヤに収まるが心ここにあらずという状態。
今まで来るもの拒まず去る者追わずだった恭一は町中でたまたま再会した今ヶ瀬に生まれて初めてといってもいいくらいの執着を見せて二人は一線を越えた。
それによって恭一は腹を決めるが今度は今ヶ瀬がぐらつき始めて……。
名作漫画を全部詰め合わせた本作。
恭一の善人の見た目をした最低な本性がみていてイライラするけどとても惹き込まれる。
もう破れ鍋に綴蓋としかいいようのないので離れないでほしい。
男女関係なく人と関係を保つこと、さらに男性同士で愛し合うということの難しさに胸がぎゅっとなります。
文章が多く、彼らが考えていることや感情がよく伝わります。
オールインワンなのでボリューム、ストーリーの深さとエロとのバランスがとても良かったです。
なんだ?なんだろ!★2·5
全部読んでみたら、ずっとお試しで読んでた時とは印象が違った!情けないのは流され侍の先輩の方で…。この子本当はこんななの?みたいな…?
まぁあれか、どちらも必死な方が相手を掴みたいからカッコいいって事か!
最後の夏生の『つまらない男になっちゃって』って事よね。男の癖に腹くくれ。怖がってばっかじゃなくて幸せになんなきゃ!人生もったいないじゃない。流されるのももったいないけど。足掻ききったんだからそこに居る事を噛みしめたらいいのに。
ただキレて感情が爆破すると本音がわかって、それが自分にとってうれしい事だと凄く噛み締めちゃうってのはわかるよ~。
リアルの様で相互感があるのがなんかなんだろ最後までひっかかった!
はぁ~読んだ読んだ!
丸々一冊ぶっ通しだと読み応えある。恭一の山あり谷あり半生ギュギュッと絞りこんで面白いし。
一番グッとくるのは恭一が攻めに目覚めるとこ!この人もともと結婚歴あるしね、こっちの方が本人的にもしっくりくる感じ。受け素材としても魅力あんだけど、結局どっちも◎。あと恭一はドS、今ヶ瀬はドMだったんだね。結果的に別れられない二人な訳だし。女たちがホント哀れだなぁ。ナツキよりもタマキ幸せになって欲しかった。最後にちょっと気になったのはいつもネクタイで縛られてるトコ、コレは作者の好みか…。