【感想・ネタバレ】会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 [実践編]のレビュー

あらすじ

紙・電子累計25万部突破のベストセラーに待望の「実践編」が登場!
実在企業の決算書をもとに、「読める」人がやっている”視点”と”技術”を体得できる1冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

決算書に関して全く無知なわたしは内容を理解することは難しかったが、任天堂、マルイ、スカイツリー建設の東武鉄道など馴染みの会社が例えられ、クイズ形式なので興味を持ちやすく、カラーで図解されていて読みやすかった。エーザイの異常値は先発品の特許が切れる時期。キャンドゥとセリアの違いは食品の割合が違うから。メルカリはより多くのユーザーを抱えた方がいいから広告宣伝費を使ってる。成長フューズであるため赤字先行になってる。日高屋と王将がコロナ禍でどっちが有利に売上が変わったか。ふむふむ。

0
2023年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

財務3表の実践的な見方や考え方はもちろん、事例の対象を選ぶセンスが良いから、おもしろく学べる。

クイズの会話形式なのも、前作に続き、スッと入ってきやすい。

任天堂の業績振れ幅の大きさに対するキャッシュリッチにして安全性を担保するスタンス、、

東武鉄道のスカイツリーという目的地をつくって、そのものやその周辺、そもそものコア事業の利益率を高めるというバチっとハマった戦略、、

エーザイのパテントクリフを見越した財務戦略、、

セリアとキャンドゥの比較による利益率の差を直営の一店舗あたりまで分解して「売値100円は同じ、固定費も同じ、売上が異なる(セリアはボリュームディスカウントで仕入れ原価が低い。早期からPOSシステムの活用で在庫管理。)」深掘り分析。

メルカリの手数料0 &広告宣伝費で赤字掘ってまずはユーザー獲得最優先スタイルで、現金は保有してるから大丈夫な戦略とか、、

ライフネット生命のPLには表れないLTVの強さ。1年単位で見ると初年度は赤字だけど、平均保険年数が約17年続くことを見込んだプラン、、(決算説明資料での補足)

サイバーエージェントの増収増益に対しての営業利益率の増減。それは先行投資によっての変動。M&Aや大物外部人材を採用せず、「自分たちで創って伸ばす」スタンス。

Adobeの売り切りモデルからサブスクモデルへの見事な転換。

身近なイメージがつくように、数字を分解して、例えば、サイゼリヤの1店舗あたりだと、1日あたり、約21万円の売上高、平均単価704円、約300人の来店で、目安を掴む。

外食の王将と日高屋のビジネスモデルの違いによるコロナ禍の影響。集客の違いとテイクアウト可能な商品か。

バフェコさんの「起業家の決算書の読み方は違う。まだ顕在化していない。参考にできる数値は拾える。」。

なとなど、読み応え充分で、楽しく学べるって本当に良いコンテンツだなぁと。もちろん、音声メディアVoicyでの発信も。

財務3票+αで捉えないと企業を正確に理解することなんてできないと思えるだけでも読む価値が大きい。

0
2023年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

決算書の分析の基本は「比較」です。
・1つの企業を時系列で見る「時系列分析」
・他の競合とを比較してみる「競合比較分析」
→比較する企業の共通点と相違点を整理する

有価証券報告書「事業等のリスク」
その会社のビジネスの特徴(企業特性)などが書かれている。

不安定な業績に対する任天堂の対応策
多額の現金等を保有(1兆円近く)

危機的状況に陥った時、真っ先に確保するのは利益ではなく現金

プラットフォームビジネスに関しては、売上よりも流通総額(プラットフォーム上でいくら取引が行われたのか)の方が重要
→売上高の計算式
流通総額×手数料率=売上高

就活・転職で役立つ決算書の読み方
①事実情報・データを知る
②企業の未来を想像する
→面接で企業に投げるべき質問を抽出する
現在の姿と未来になりたい姿の差分を埋めるために人材採用を行っている

赤字だから悪い、ではなく、かならず理由も確認する必要がある

営業利益率の下がる時期=事業を創っている時期

サイバーエージェントの成長方針
大型の買収なし・上層部に外部の大物を採用しない「自分たちで創ってのばす」という一貫した経営方針で成長し続けている

事業計画を作る際に一番困るのは、変数が多いこと。→他社の決算をまねて作ってみる

有価証券報告書
上場企業は絶対提出しなければならない
どの企業も同じフォーマットだからこそ、比較しやすい

0
2023年02月03日

「ビジネス・経済」ランキング