【感想・ネタバレ】よみがえる天才3 モーツァルトのレビュー

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Posted by ブクログ

モーツァルトという人と音楽を広く知ることのできる一冊です。楽曲について、モーツァルトの生きた時代や、彼の手紙をもとに分析されています。また、著者の考えにも納得させられるものがありました。
2021,2/27-3/1

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2021年03月02日

Posted by ブクログ

面白かった。

クラシックは一切詳しくなかったので、モーツァルトを始めベートーベン等の近代音楽家が、それぞれ生きた時代や作品個性の違いが何もわかってなかったんだけど、この本を通して知識が広がったのでとても良かった。
クラシックの聴き方も多少心得た気がします。
前よりも聴いてて面白く感じるようになったので。

近代的思想の流行の過渡期に生きたモーツァルト、その世界の流れにおいて彼独自の音楽を展開したことが偉大であったようで。
時代背景からどういう影響を受けながら芸術家が創作をしたか、ということを知るのはやっぱり面白いなあ。

中公新書の『音楽の危機』をきっかけに知った著者で、当該著書を読む前に一冊挟んでおこうと思って手を付けた本書だけど(とか言って『音楽の危機』を読むのがいつになるのかはしらない)、音楽家に対する分析がとても鋭くてかなり興味深く読み進めることができました。観察眼と文章力がほんとうにすごいです。

特によかったのは、「『天才』とは何?」「『ところで』の奇跡」「幸福な阿保に神は宿る」の3章。

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2020年11月20日

Posted by ブクログ

「モーツァルトの天才の特異さは、桁外れの才能が「ごく普通の人間」、私たちとそう変わらない一人の人間と結びついていたことにある」親しみやすいのに真似できない、無邪気に見えて残酷なほどシニカル…いくつもの矛盾した顔をもつ天才の実像に迫る。
教育パパの呪縛から抜け出せず、世界初のフリー音楽家を夢見ながら時代に阻まれたモーツァルト。彼がもっと長生きしていたらどうなっていたのだろう?この本を踏まえてもう一度ミュージカル『モーツァルト!』を観返したくなった。

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2022年03月01日

Posted by ブクログ

分かってはいても、もはや現代的な芸術家像の枠組みにとらわれずに、モーツァルトがどんな人だったか想像する事は困難です。さらに加えて日本人なら小林秀雄の影響も。

本当に全く純粋に「いま、ここで」流れているモーツァルトを聴く事ができれば、
一体どんな言葉になるのか?本書を読んでたらそんなことが頭に浮かびました。

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2022年11月13日

Posted by ブクログ

音楽に興味が今までなく、映画をきっかけにモーツァルトの人間性に興味が出て、読んでみた。天才にも種類があり、ベートーヴェンとモーツァルトの違いをわかりやすく説明している。読んだ後には、モーツァルトの曲を聴きたいという感情になる。

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2021年04月04日

Posted by ブクログ

モーツァルトの音楽には喜怒哀楽のすべてが凝縮されている。その作品数、ジャンルの多彩さなどからも天才としか言いようがないけど、それでいて偉大って形容は似合わない。18世紀後半、音楽家は職人から芸術家に変わっていくけど、最初の芸術家と言ってもいいかもしれない。
ベームがモーツァルトを評した「もしベートーヴェンに会ったら敬意のあまりひれ伏すだろう、だがモーツァルトに出会ったら喜びのあまり駆け寄って肩を抱くだろう」はまさしく至言。

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2020年12月20日

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