【感想・ネタバレ】よみがえる天才4 アレクサンドロス大王のレビュー

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Posted by ブクログ

数ある英雄伝説の中でも影響力の大きいアレクサンドロス大王。身にまとった伝説がぶ厚すぎるだけに、「研究者の数だけアレクサンドロス像がある」状態。等身大のアレクサンドロスに迫るのは生易しいことではないのだと感じた。その中でも本書は丁寧に研究史を整理し、最新の研究を取り入れてアレクサンドロスの実像に迫る。数々の英雄譚が生まれた背景、実像に近いと思われる姿、後世への多大な影響などなど、アレクサンドロス大王がいかなる存在であるのか、平易な文章でわかりやすく紹介してくれる入門の一冊。

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2021年06月01日

Posted by ブクログ

紀元前300年という事を忘れて、何か物足りなさを感じて読んだが、ふと考えると紀元前300年でよくここまでわかって書けたなというのが正直な感想。歴史のもっと生々しい部分を知りたかったが、よく考えると紀元前300年の時代にそれを求めるのは酷でしょう。父への対抗意識で大帝国を作ったという説は今でも通じる理屈で本当かよと思うがそれも紀元前300年に免じて許そう。

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2021年02月13日

Posted by ブクログ

経歴を華々しく語る偉人伝や伝記と違い、研究者目線で今分かる範囲のアレクサンドロスを記した本。
アレクサンドロスの逸話の幅広さ故に実像に迫ることの難しさも伝わってきた。
アレクサンドロスに関する著書は初めて読んだが、この本を読んで歴史小説でアレクサンドロス・ロマンスに触れてみたくなった。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

数多の伝説に彩られたアレクサンドロス大王に関して、歴史学的手法に基づき、最新の研究成果をもとにその実像を可能な限り手繰り寄せると同時に、それぞれに時代や地域においてアレクサンドロスがどのように解釈されてきたのか紹介した著作。

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2021年08月06日

Posted by ブクログ

英雄アレクサンドロスの一生と評価の変遷を辿った興味深い一冊。
短期間であれほどの広大なエリアを征服した王だが、獅子身中の虫たる支配した地域の管理や、過度の疲労とストレスを強いられた兵士達への対応など私の疑問に答えてくれた内容に大満足。
アレクサンドロスを英雄と見るか暴君と見るか?まだまだ興味は尽きない。

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2021年01月21日

Posted by ブクログ

名前は知っているし、とにかく広大な領土を手にした人だということは知っていたけど、もう少し詳しく知りたいと思って読んだ。今となってはわからないこともたくさんあるが、そこが想像が膨らみ、面白い。父親の影響の大きさ、コンプレックスとか人間味あふれるアレクサンドロス大王を感じられた。

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2021年05月02日

Posted by ブクログ

アレクサンドロス大王は当時、世界一の王で、32歳の若さで亡くなったが、人々をひきつける魔力のような輝きを持っていた。
超強力兵器の「サリッサ」すごい。
父はヘラクレスの末裔、母はアキレウスの末裔。アレクサンドロスはギリシア神話の2大英雄の血を引いている。
武力征服、侵略、民族絶滅戦争のような凄まじい戦いを繰り返して世界一の王になる。
アレクサンドリア都市を創建。
王室日誌によると、アレクサンドロスの死因は熱病。マラリア、急性膵炎、腸チフス、西ナイル熱、毒殺など様々な説がある。
英雄であるアレクサンドロスは、死後2千数百年たった今でも威光を放ち伝説になって語り継がれているすごい人。

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2021年04月06日

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