あらすじ
「欲しくてたまらない。でも大事にしたい」
キャリア組として大企業で働く紗衣は、社内恋愛をしていた婚約者の浮気を知り、相手にすがることもできず、終業後の会社で一人泣いていた。そこで見知らぬ美形の男性社員・戸川と出会い、缶コーヒーを貰う。
後日、居酒屋で戸川と再会した紗衣は、元婚約者が家の前で待ち伏せているのを知る。動揺する紗衣に戸川は「仕返ししてやれば?」と言い、彼の前で見せつけるようにキスをしてきて!?
白石さよデビュー作、イラスト付き・加筆修正の完全版登場!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
感情タグBEST3
切なくて、美しくて…泣ける♡
社内恋愛の苦さと甘さ。恋と仕事の両立。女の人生の選択。ヒロインを取り巻く切ない状況が臨場感いっぱいで、グイグイ引き込まれました。忘れられない思い、恋の美しさに感動…。彼目線で描かれた最終章も良かった♡
泣けました…すごく切なくて、二人とも一生懸命なんだけどすれちがったりして…。
タイトル通り、ホントに不器用だな、って。
これからこの作家さんをチェックしようと思います。
感動
白石さよ先生の作品はまだ2作品目ですが、本当感動で途中で泣いてしまいます。
2作品ともにこんなに話にのめり込めたのは初めてです。
この作品も本当にめっちゃ良かったです。
是非このさよ先生の作品を読んでない方は読んで欲しいです。
胸キュン‼︎
あ〜ん泣いちゃいました(ToT)
他の人には冷たいのに主人公にだけ優しの大好物です‼︎
想いあってるのに別れなきゃならないとこなんて
涙なしでは見れませんでした!
買って良かったです!
Posted by ブクログ
キャリアを積みながらも、婚約者の裏切りに傷ついた紗衣。
終業後の静まり返ったオフィスで涙をこぼしていた彼女に、見知らぬ男性社員――戸川が差し出したのは缶コーヒー。
そのささやかな優しさから始まった関係は、やがて彼の言葉ひとつ、視線ひとつに心が揺れるほどに変わっていく。
けれど、彼もまた自分の不器用さと過去を抱えていて。
白石さよ先生らしい、現実と感情の狭間を丁寧に描いた大人の恋愛ドラマでした。
強く見えて脆い紗衣と、ぶっきらぼうだけど誰よりも優しい戸川。
お互いに仕事ができて、自立していて、それでも恋愛に関しては不器用で、すれ違ってしまう。
そんな“リアルな二人”が描かれていて、何度も胸が締めつけられました。
特に印象的だったのは、彼が「待たなくていい」と突き放すシーン。
その言葉の裏にある優しさと恐れが、後半でようやくわかって涙が止まりませんでした。
ヒロインのキャリアを尊重したいという彼なりの愛情が、逆に彼女を深く傷つけてしまう。
大人の恋愛ならではの難しさが本当にリアルで、何度も「言葉にしてほしい」と思いながら読みました。
そして1年という時間を経て再び出会うふたり。
ただ“再会する”だけじゃなく、仕事も想いも、ちゃんと自分の足で立ったうえで寄り添う姿が美しかった。
「愛してる」という一言よりも、重ねた時間と選択に愛が宿っている。
静かで、でも確かなハッピーエンドに心が温まりました。
登場人物それぞれに現実的な悩みや背景があり、特に片桐くんの存在は本当に優しくて、
“もし違う選択をしていたら”という別の未来まで想像してしまうほど。
恋愛だけじゃなく、“生き方”そのものに共感できる物語でした。
最強
白石先生とモカ先生の最強タッグ
やっぱり好きですねぇ白石先生の小説
心を明け渡していない
たしかに、「壁」を感じてる、本人も彼もなら
その壁が無くなる、感じない「恋」を初めてした二人
あとは幸せになるだけ
切ないけどハッピーエンド
切なくてドキドキして最後はじんわり幸せな気持ちに…
ヒロインの相手はちょっぴりSっぽく、口が悪い感じ。ヒロインが対照的な性格なので、そこのバランスが絶妙でした。
大好きな作品です!
すごく良かった!
「俺の女神に〜」がすごく良くて好きになって、同じ作者さんで購入したら同じ世界線でした!
「俺の女神に〜」のレビューにも書きましたが、仕事を一生懸命に頑張る女性の進む道の岐路、仕事、恋愛、結婚、出産、年齢を重ねるからこそ気づいたり迷ったりの揺れ動きを繊細に書き出してあります。
少なからず真剣に仕事に取り組んだり、前向きに生きてきた人は、読んでいて苦しく切なくなるのではないかと思います。
途中感情移入しすぎて苦しくなったけど、ハッピーエンドでホッとして、本当にすごく良かった!
オススメですし、私も他の作者さんの本をこれから読み漁ろうと思います。
おもしろい!
アンソロジーで知った先生で、その本に収められた『destiny』が非常によかったのでこちらを購入。
すさまじく美しい人がてんこ盛りになるのがラノベだと思っていましたが、この作品は小市民が登場していてなんだかホッとします。
展開もとてもよくて、また読みたい作品でした。
離れても強い絆で結ばれた2人
同期の2人が出逢ったのは、ヒロインが失恋して泣いていた最悪の時。お互いの気持ちが通い合いながら、どこかすれ違い、突然の別離。仕事ができる2人は互いに相手の足枷にならないようにと、本音を隠したまま1年が過ぎてしまう。我慢の限界まで来たヒーローがヒロインの元に。孤独と絶望を味わった2人がやっと結ばれて本当に良かったです。敵対女子キャラ達が陰険過ぎて腹立たしかったけど、回りの男性キャラはなかなか素敵でした。
まじめでひたむき
最悪なケースからの出会い。
なんか上手いこと進んでいく感じがちょっと違和感あったけど、お互いに思いやってのすれ違いがまた二人を遠ざけたり近づけたり。
まじめな恋愛でしたね。
最後のヒーロー目線の話で、なるほど、と納得できたシーンもありました。
脇役キャラが気になる存在でした。