あらすじ
仁義なき嫁シリーズ第3部2作目・本編(「続々仁義なき嫁1~2・淫雨編」の続き) 周平と離れ、大阪で暮らす佐和紀は親しくなった律哉とつるんで裏カジノに入り浸る日々を過ごしていた。暴力的な依頼が消え、直登が精神的な落ち着きを見せ始めた一方、金回りのよくなりすぎた木下はヤクザに囲い込まれていく。そんな中、天敵・由紀子と北関東にいるはずの本郷が姿を現わし、周平が浮気していると揺さぶりをかけてくる。心を揺らしながらも、律哉のかわいげに負けて、不本意ながらバニーボーイをすることになってしまい、横澤を装う岡村をキレさせることに。怠惰な生活の中で次第に自信を失っていく佐和紀は、岡村との関係にも距離を感じ、前に進もうと思うほどに迷っていく。だが、佐和紀の前に、あの男が現われ…。 ※上下巻共通あらすじ
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このシリーズは絶対に五つ星
佐和紀のもだもだ感、ぐるぐる悩んでいるのは相変わらずです。
その上、岡村がマジギレの騒動も起こすし。
以前なら、周平の元で舎弟sに囲まれて、笑い話になるところなのに。
この重苦しさは、続々~のシリーズに入ってからずっとで
正直なところ、もう読み続けるのは無理かも、と思ってしまいました。
しかし、今は絶版となった新書版の初刊から佐和紀ファンを自負し
紅葉先生大好き人間として投げ出すまいと
2回目、読んでみると、不思議と味がわかってきました。
出生の詳細もわからず、怪しげな団体で特殊な教育を受けて育ち、そこを出て
場末のホステスをし、ヤクザに身を寄せ、行きついた先が周平の元。
やがて、深い愛を得ても、人間としての基礎や、羽ばたく為の自分作りは
周平抜きで、やっていかないといけない。
それでも、心は周平を求めてやまず、周平の愛情が全編を通して
ひたひたと佐和紀を満たしていく。
下巻の最後の最後に佐和紀と物語が動き出す兆しが見えてきます。
周平にだって、佐和紀は唯一無二の存在。
泣かせてくれる、ふたりの会話も用意されています。
チンピラとして生きる事とチンピラのように生きる事の大きな違いに気づき始めます。
新生、佐和紀の胸のすくような活躍まで、あと一歩、といった感じです。
みんなで、頑張って読み続けていこう!
佐和紀無双~悩み流され……
第三部二巻の上巻。佐和紀の本当の親は?育ての母と祖母は何者?何故戸籍は女?周平との関係ももだもだ中。岡村からもこれから先どうするのか問われ……しかし佐和紀はいまだ答えられず。
その後は律哉にバニーボーイをやらされる羽目に。愛情と恋慕と執着を混ぜ合わせて煮込んだ岡村にばれたら大変。そしてもっと大変な男が一人。もちろんバレます。しかし凄い所で致してますね。
佐和紀が何をしたいのかさっぱり分かりません。岡村がとうとうキレました。さすがにかわいそすぎなも気も。
新キャラの何やら企みのあるエロ親父系塚越登場。そしてかなり久しぶりの本郷登場。周平と由紀子の関係を匂わせてきたり、塚越の下についたりときな臭さ満点。
高い頻度でどこかに誤字脱字があるのはちょっと気になります。
待ってました
次作を心待ちにしてました。
相変わらずエグイです。
最後に少し、新しい展開がみえて「これからどうなるの?」と、またまた続きが気になります。
はじめて読む方は「仁義なき嫁」からをお勧めします