あらすじ
新宿で幅を利かせる二つの犯罪組織のメンバーが次々に襲われた。これは組織同士の抗争か、はたまた伝説の殺し屋が関与しているのか……。優秀だけど変人揃い! 異色の6人が活躍する警察シリーズ第3弾。
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Posted by ブクログ
*新宿・歌舞伎町を根城にする2大犯罪組織の構成員が相次いで殺された。報復合戦を恐れた新宿署は警視庁捜査一課・SM 班に協力を求める。問題児揃いだが能力は極めて高い6人は、事件の裏に潜む男の存在を嗅ぎつけ驚くべき手段で彼を追い詰めていく。事件は本当に組織間の抗争なのか、裏社会で囁かれる「伝説の殺し屋」はどう関与しているのか。破天荒集団が活躍するシリーズ第3弾!*
展開の速さと物語のスピード感が爽快で一気読み。
出来すぎ感はあるものの、単純に面白かったー!
悪VS悪の構図なので心も痛まず、「伝説の殺し屋」スリーパーをひたすら全力で応援。
淡々と冷静に分析できる対応力も素晴らしいけど、
特に”身近なものを臨機応変に使う”と言う頭の切れっぷりに惚れ惚れ。
そんな寡黙で孤独なスリーパーがラストに言ったセリフよ…これはやばい!きゅんきゅん過ぎる。すぐに続きが読みたくてうずうずです。
が、今回SM班は完全に添え物でした。
だって、活躍しているのはホームズ先生(しかも勘)だけだし、帯の「驚くべき手段で追い詰め…」って、成りすまし&乗っ取りの違法行為のことなので、これで主役を張るのは無理でしょう。
とは言え、ベースが決まっているからこそ別サイドのストーリー展開が安定する面もあるので、SM班のファンでなければこれはこれでアリかと。
前作からの他の登場人物たちの経緯もさらりと書かれているので、シリーズものの楽しさも味わえます。