【感想・ネタバレ】紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「紙屋ふじさき記念館」その3。

前巻で百花の企画した「物語ペーパー」から、さらに新しい個性的な書店主たちとの出会いを呼び、また新たなコラボ企画が記念館に持ち込まれる。

第一巻で百香が初めて作った麻の葉紋様のカードのヒントとなった飯田の祖母の家で、水引細工の手仕事を讃美するエピソードを挟み、カラーインクとガラスペンの物語へ。


物語としては、またまたやたらとトントン拍子。
百香も一成も、本作では大きな人間的な成長も、恋愛的な進展も無かったような。うーん。


そして、またまた好みの問題かもしれないけど、表紙のイラストが…とにかくうるさい。色も素材も、とにかくうるさい。
そして、一成らしき男性の左腕の長さが変!
作風に、どうにも合ってないような…

巻末で、『キャラクター文芸』という言葉を見て…
少し前に読んだ「拝啓、本が売れません」の中で、ラノベはとにかく強烈なキャラを必要とする…というようなことが書いてあったんだけれど、どうやらこのシリーズはラノベと文芸書の中間狙いなのか…?
ラノベも読むし楽しめるけれど、ほしおさなえさんにはそれを期待していないので、どうもどこか物足りない。

もし、このシリーズを読んでほしおさなえさんのファンになった人がいたら、それはそれで結構。でも、次はぜひ、「三日月堂」を読んでもらいたい。


ところで…ガラスペンは、本当に美しいです。
インクが溜まっているところも美しいので、無色透明のガラスペンを持っているんだけど、幸い?あいにく?私がインク沼にそれほどハマらないのは、カラーインクを画材としてしか使わず、文字を綴ることにはそれほど執着が無いからか。

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2022年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水引って、熨斗のイメージしかなかったけれど、画像検索してみると、素敵な小物が沢山!
中には結構な大作もあって、水引に対するイメージが変わった。
水引は元々『結』のためのもので、それが吉野家の結びつきを強くしていく過程も沁みた。
中学生の時にカートリッジ式の簡易万年筆にはまり、そればかり使っていたこと、社会人になってガラスペンに出会い(実用的ではなかったので飾ってた)、眺めていたことを思い出した。
あのガラスペン、引っ越しの際に片づけたまま出してないが、どこにしまったんだろう…。
カラーインクの和紙の箱、想像が膨らんでわくわくした。素敵!

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2021年03月29日

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