【感想・ネタバレ】紙屋ふじさき記念館 物語ペーパーのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

第一話 本美濃紙
第二話 garden diary
 『活版印刷三日月堂』立花ゼミのお話し出てきた^^*
第三話 物語ペーパー
 藤崎さんの大学の先輩綿貫さんも
 百花のお父さんの愛読者だったぁ~

ほしおさなえさんのお話はいつも人と人との繋がりが濃厚
優しい繋がり

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2021年03月10日

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ネタバレ

さらに和紙のことを知りたい気持ちが強くなる主人公。人脈も増えてこれからさらにどうなるのか、気になります。
今回もほしくなる商品があって、紙のイベントとか行ってみたくなります。

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2020年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

続編刊行、非常に嬉しかった!
前作も非常に丁寧に描写されていた印象があったが、今回も丁寧に綴られた物語だった。
百花のバイト生活も、大学生活も、日常生活の描写にも手を抜かない。
その分、登場人物も増えるが、百花がこうやって生活しているんだということがリアルに感じ取れて、本当にいいと思う。
だからこそ、和紙の大切さにも説得力が増すと言うか。
和紙の話以外の部分も丁寧に描写されているからこそ、和紙の特別さ、大切さがより際立つし、驚きや感動もより一層強く感じられるのだと思う。
百花がちゃんと物語の中で生きているから。
読者と同じように。
この説得力の高さよ。

丁寧に描いているからこそ、この一冊だけでは終わらない話もちらほら。
例えば、shizukuのパッケージの件。
パッケージ自体は決まったが、そこからの反応については、この一冊では語られていない。
そこまで時間は進んでくれなかった。

また、館長といとこの確執についても、まだ序の口と言った部分で、和解にまでは勿論至らない。
shizukuの件にも関わってくるが、この辺りの決着も見たいところ。
そう、明らかに続編ありきの書き方だったように思う。
これは3冊目出ますな。

今回は美濃和紙の紙漉き体験に、色々な種類の和紙の作り方が見えてきたのも面白かったし、「紙の絵本」「光の和紙」など気になる単語も登場して、その度に胸躍った。
最後の話も「物語ペーパー」もいい!
作り方もよかったが、百花のお父さんの物語がここでも活きてきて、百花が父の物語を文字起こししながら父のことを思い返したり、母と二人で思い出に浸るところも涙腺崩壊。
ますます『屋上の夜』が読みたくて仕方なくなった。
きっと『屋上の夜』本文も、作者さまはきっちり書いた上でこの話を書いているのではないかなと思う。
日常描写にも手を抜かない人なので。
いつか、『屋上の夜』本編をまるっと読める機会があればいいなと切に願っている。
1巻でも似たようなこと書いた気がするが、それだけ魅力的なので。

そんな「物語ペーパー」のきっかけとなってくれた綿貫先輩もいい人そうだし、お店の雰囲気も良かった。
博物館からネットワークが広がっていっているのもいい成長。
百花自体が成長しているから。
これから彼女がどう和紙の世界と関わっていくのか、この先も非常に気になるシリーズだし、追いかけたいシリーズである。

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2020年10月10日

Posted by ブクログ

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『紙屋ふじさき記念館』その2。

アルバイトとして記念館で働くことになった百花。一成の祖母・薫子から話を聞いたり、美濃和紙の里で紙漉きの工程を体験したりと、ますます和紙の奥深さに惹かれていく。
ある日、一成の従兄で現社長の息子、藤崎産業の後継者と目される浩介が顧客の彫金デザイナーを伴って記念館を訪れる。
一成への対抗心から、「和紙は過去のもの、記念館は不要」と公言してはばからない浩介の態度に、これまで面倒を避けるだけだった一成も、記念館を存続し、和紙の文化を継承しなくてはならないと宣言。
百花とともに、新しいパッケージデザインや書店とのコラボレーションに積極的に関わるようになり…


前作は、百花が「ちょっと作ってみた」作品がイケメン御曹司の目に留まり、トントン拍子に製品化されて、クラフト女子のシンデレラストーリーかい!という感じだったが、今作は“職人の手作業”の素晴らしさ、“伝統に新しさを加える”意味などをより丁寧に伝える物語で、一成にもはっきりとした意思が芽生えてきて面白かった。
美濃の町の描写はまるで観光案内のように、旅行に行きたくなる。

従兄の浩介はわかりやすく単純な憎まれ役だけれど、まぁ悪人ではないし、本業の藤崎産業にプラスになれば文句あるまい。

それより、一成の先輩で脱サラして書店を開いた綿貫さんがイイ。
こういう本屋さんがどうやったら生き残ることができるか。伝統文化の継承にも通じるところに活路が見出せるといいと思う。

そして、好みの問題かもしれないが、表紙イラストの色づかいがうるさくて軽薄。
白い和紙の浄らかな美しさを、繰り返し描写してるのに…

さらに余談になるが、3年前に閉店してしまった子供の本の専門店が、移転して復活したというニュースを見かけた。新しい店舗が末永く存続するには、心でエールを送るだけではなく、もっと足を運んでお買い物をしなくてはね。

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2021年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ2巻。
前作よりは、まだ想像し易かったかな。
和紙の歴史、伝統、新しさ…色々詰まった巻だった。
美濃和紙アート館とか、彼らが泊ったであろうホテルとか、ネットで見てみると本当に素敵だ。
外国の方が日本文化に魅力を感じるように、今の日本の若い人も伝統工芸に馴染みがない分、新鮮なんだろうな、と思った。
蝋引き紙も素敵。
『屋上の夜』が書かれた物語ペーパー、本当にあったら買うだろうな。

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2020年12月28日

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