あらすじ
「私、メイドになる!」アニスがユフィのメイドになることを宣言!? 困惑していたユフィだったが次第に乗り気になり――
そんな二人の平和な日常を始め、書き下ろしを含めた7つのエピソードを収録したシリーズ初の短編集が登場!
まだ出会ったばかりのアニスとユフィの一日、イリアの過去と向き合うレイニ、母シルフィーヌと親子の対話をするアニス、ティルティが胸に秘める葛藤……など、これまでの魔法革命の裏で皆が紡いできた大切な物語が今ここに語られる――
――そして、後で祈るのだ。この幸せで温かな時間がこれからも続きますように、と。
転生王女のアニスフィアと天才令嬢のユフィリアという2人の女の子が主人公の異世界転生小説です。ほんのりと百合要素も含まれています。
アニスフィアは、魔法で空を飛びたいという願いを持っているものの、全く魔法が使えない転生王女です。
しかし、彼女は現代の知識を踏まえた「魔学」という学問を自ら作り、その成果を利用することで、疑似的な魔法が使えるようになります。一言で言うと、一風変わった努力家の女の子です。
一方、天才令嬢のユフィリアは、魔法の天才でありつつ、次期国王の婚約者の女の子です。
そんなユフィリアが、突然、次期国王から婚約を破棄される場面に、アニスフィアがほうきで突っ込んでくるところから物語が始まります。
物語の途中で、アニスフィアが魔学について講義をする場面があるのですが、その講義の中で、魔法を現代の視点から捉えた解説があり、面白かったです。
魔法が好きな人、科学が好きな人、研究が好きな人にもおすすめの作品です。
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