あらすじ
天才令嬢・ユフィリアとともに、王国を襲うドラゴンを討伐したアニスフィア。次なる脅威・ヴァンパイアの謎に迫っていく二人の前に、因縁の弟・アルガルドが立ちはだかる――王宮百合ファンタジー、激動の第二幕。
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転生王女のアニスフィアと天才令嬢のユフィリアという2人の女の子が主人公の異世界転生小説です。ほんのりと百合要素も含まれています。
アニスフィアは、魔法で空を飛びたいという願いを持っているものの、全く魔法が使えない転生王女です。
しかし、彼女は現代の知識を踏まえた「魔学」という学問を自ら作り、その成果を利用することで、疑似的な魔法が使えるようになります。一言で言うと、一風変わった努力家の女の子です。
一方、天才令嬢のユフィリアは、魔法の天才でありつつ、次期国王の婚約者の女の子です。
そんなユフィリアが、突然、次期国王から婚約を破棄される場面に、アニスフィアがほうきで突っ込んでくるところから物語が始まります。
物語の途中で、アニスフィアが魔学について講義をする場面があるのですが、その講義の中で、魔法を現代の視点から捉えた解説があり、面白かったです。
魔法が好きな人、科学が好きな人、研究が好きな人にもおすすめの作品です。
感情タグBEST3
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[2023年6月読了・再読]
今巻は魔法は呪いだというティルティとアルガルド、そして知らぬ内に体内の魔石を発動し自らの立場を危うくしていたレイニ、それを利用して謀叛を企てた面々。
姉弟として向き合えなかったアニスとアルガルド、婚約者であっても芯を築けなかったユフィとアルガルド、少し噛み合わせが異なっていれば違う未来もあったでしょうが…。
次巻、王位継承権を持つ唯一の存在となるアニス。
内容は大体覚えている筈ですが、引き続き読み進めます。