あらすじ
上司・部下になったばかりの頃。「はじまり」の瞬間。
【アラサー番犬部下・外川×アラフォー愛され上司・野末】episode.0が18Pで登場!
※こちらの作品は『ihr HertZ 2020年3月号』に掲載しておりました。重複ご購入にお気をつけください。
「えへへ」と笑うだけで全ての女子社員の母性本能をくすぐる魔性の愛されアラフォー・野末。何の不自由もないけれど、出世欲も結婚願望もなく同じことを繰り返すだけの日々を過ごしています。ある日、駅のホームではしゃぐ女子高生を見て、何気なく「女の子同士って楽しそうでいいな」とこぼすと、10歳年下の部下・外川に「――じゃあ、やりますか」と、“女の子ごっこ”に誘われて……。
デビュー作『春と夏となっちゃんと秋と冬と僕』(ふゅーじょんぷろだくと)で、田舎に暮らす男子高校生の日常を瑞々しく描き、BLファンをざわつかせた佐岸左岸先生、待望の2作目。
前回が思春期の一瞬を切り抜いた硝子細工のように繊細な物語だったのに対し、本作はずっと続いていく日常を彩る温かな感情を描いた作品です。“女の子ごっこ”と称して、行列のできるパンケーキ店に行ったり、パフェやスムージーに舌鼓を打ったり……。そうして、新しいことに触れる回数が増えるたび、野末が生き生きと輝きだし、外川との距離感も上司と部下以上のものになっていく過程が本当に丁寧に綴られていて、2人の間に流れるゆったりとした愛おしい時間にどっぷりと溺れることができます。
佐岸左岸先生の魅力の一つである詩的なワードセンスは、本作でも存分に発揮されています。「君が隣にいない明日の方がずっとこわいと思った」「年の差とかマイノリティとかそんなのは、生まれ故郷の違いとか応援する球団の違いとか、その程度のことです。なんてことありません」など、尊死不可避な素敵台詞の宝石箱……! ゆっくりと味わうように読みたい1冊です。
感情タグBEST3
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スイーツ解禁の人誑し。この受けさんにはグッと来る… ホントに。枯れていると思うのは自分だけで、実際は周りが放っておかないという、なんて素敵な中年ライフ。続刊も愉しみ。
始まりの物語
自分をちゃんと見ててくれて評価してくれて、刺激もやる気もくれて尊敬出来て可愛くて裏表なくて敬愛してる人に出会う奇跡。近くにいたら老若男女問わず絶対惚れちゃうような人に死ぬ気で本気で好きになる、始まりの物語。
一瞬で終わってしまった
外川が野末に恋をする瞬間を描いた短編。
一瞬で読み終わってしまいますが、酔いが覚めても寝ても覚めても可愛く思ったんだねとニコニコしてしまいました。
エピソードZERO
すでに外川が無自覚?柿谷に軽く嫉妬しててキュンキュンしました。
その柿谷に野末の被害者デビュー認定(笑)されて、被害者特典のユルユル野末に甘えられる外川が最高にエモいです。
恋の始まり?!
外川くんが野末さんの部下になった頃のお話ですね!なんか外川くんが初々しいし、野末さんに振り向いて欲しい感が可愛い!
買って良かった~。
可愛い。
待ちに待った続編がもうすぐ単行本化するという情報を見かけずっと読みたかったepisode.0。
とにかく野末さんがひたすら可愛い。最後柿谷さんを呼ぶのかと思ったら外川に声かける野末さんずるいっっ、、、。外川に映る野末さんずっと可愛いのに、名前呼ぶなんてこれはもう好きになっちゃうよ。ここから本編読み直すと更にきゅんきゅんして大好きが増す作品!早く続編も読みたいです!!
キュン
作家買いしている先生の作品です。これは読む価値あり!こんな事がきっかけで好きになったなんてかわいすぎる!続編も早く単行本にならないかなぁ。
あら〰️あらあら★1.5
これはズルいわぁ!
ふわふわゆるゆるのひとたらし。なる程こうやって垂らしこんだのかぁ~。
面接の後だけであそこまで 惚れ込むのかなって疑問だったけど…圧しに負けてしまったところがあったのよね~。短い分だけ グサッ!!っときたなぁ。