あらすじ
オフショアロープの秘密を探るため、「偉大なる封印」の地下ダンジョンに潜ったセカイ。時間停止で楽勝攻略かと思いきや、事態は思わぬ方向に・・・? 『怪物王女』シリーズの光永康則が送る、予測不能の異世界ファンタジー第8弾!
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Posted by ブクログ
これまでもセカイが迷い込んだ異世界はゲームっぽい要素に溢れていて、それをセカイはゲーム世界だと認識していたわけだけど、いよいよ以ってゲーム要素が色濃く出てきた印象。まあ、これまでだってステージクリア時の演出やらコントローラーで操れるバハムートが居たわけだから今更かもだけど
不可逆の坂、和製ホラー風の別世界。これらがオフショアロープの地下に有ったのはどういう意味を持ってくるんだろう?
迷い込んだ先は吸血鬼に襲撃されている最中の城下町
町民を助けるにも吸血鬼を倒すにも時間がかかる。幾ら時間停止状態とはいえ、不可逆の坂を降りた先でも大冒険をしたいとは思わないわけで
まあ、そんなセカイの行動理由になるのはいつだって可愛らしい女性であるのはある意味行動指針がブレていないと言うか(笑)
他にもお姫様たちを助けるとは自身が助かる可能性とも繋がってくるのだから何もかも悪いルートではなかったという点も有るのだろうけどね
それにしたって今回は時間停止中にかなり手間のかかることをしたね。これまでも時間停止した中で何ヶ月も過ごすなんてして来たセカイだけど、火竜退治から和製ホラー世界の住人をオフショアロープへ避難させる為の工程にはとんでもない時間が掛かったんじゃなかろうか……
セカイって淡々とした表情でこれらの作業をこなすけど、その精神はどうなっているんだろうね……
そんな中で見つけた国宝の神器、雑に壊して雑に入れ替えてしまったけど、これって果たしてどうなの…?
フューリィは何か言いかけていたけど、実は元々何の効果もない鏡だったりするのか?
どう考えてもステージ攻略は中途半端なであるように思えるんだけどこれでステージクリアなんだ
そういえば細雪だけは何故か吸血鬼に普通に殺されるのではなく処刑されそうだったんだっけ?そこら辺が不可解なステージクリアの理由に関わっていたりするんだろうか?
今巻は話は一応進展しつつもどのような進展を遂げたのかが不明瞭であったのは何とも不気味だね