あらすじ
【俺には、愛情を貰う権利なんてない――。】ジュダと番になり、ジークフリード家で暮らすことになったダートは、離ればなれになった妹を探そうと屋敷を抜け出しては叱られる毎日を送っていた。ハーレムのオメガから嫌味を言われ、ジュダとは喧嘩を繰り返していたダートだが、次第に、不器用ながらもダートを気に掛けるジュダの優しさに気付いていく。しかしそんな時、ジュダには過去、番にしたいと思った相手がいたことを聞いてしまい――。 ※本編は、「レムナント -獣人オメガバース- 6~10話」を含む内容です。
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アルファの獣人とオメガの人間という身分も種族も違う者同士の恋と葛藤を描いた超人気作『ペンデュラム -獣人オメガバース-』(フロンティアワークス)のスピンオフ作品。母親を亡くした孤児として妹とともに教会に保護されているオメガの少年ダートは、兄妹で教会を出ていくための資金を貯めようと、粗悪な抑制剤で発情を抑えながら売春に手を染めていました。「妹と2人、貧しくても平穏に暮らしたい」。そんなダートのささやかな願いは発情期の訪れと、“運命の番”との出会いによって狂い始める――
獣人ものというとやや読み手を選ぶイメージがありますが、本作は良い意味での王道感があり、すべての腐女子に布教して回りたいほどです……!
オメガの孤児としてシビアな環境で育ってきたダートと、貴族出身でアルファの獣人であるジュダ。本来ならば出会うはずのなかった2人が“運命”に強制されるように番となり、生まれや性格の違いから反発し合いながらも、互いの魂の美しさに触れて真の絆を育んでいく。王道感ある舞台設定で読者を作品世界にすっと誘い込んで、キャラクターたちの魅力でずっぽりと沼に引きずり落とす、そんなテクニックとパワーを兼ね備えた魔性の作品です。孤高の野良猫のような気高さと強かさ、そして不意に見せる脆さがぐうかわなダートに、貴族特有の強引さの中からにじみ出る誠実さとダートへの独占欲が尊いジュダ。そして口うるさいながらも一番ダートを思いやるタヌキ……に見えるアライグマのバロンなどなど、どいつもこいつも好きにならずにいられないぜ!
本作以外にも、ジュダとダートの子ども・シャイアとヒューゴの日常と成長をほのぼのと描いた『プチミニョン 1 -獣人おめがばーす-』や、ジュダの両親が結ばれるまでの物語『ガーランド -獣人オメガバース-』(ダリア文庫e)など、スピンオフ作品が豊富なのも、この沼の魔性ポイント。一度読み始めたら、獣人オメガバース沼から抜け出せません!(断言)
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匿名
近づいてるかと思いきや、遠ざかったりすれ違ったりしている2人にモダモダします、、、!!
早く仲良しな2人を見たいです。
!
すれちがってるなぁ、、、ダートとジュダ
お互い運命の番だし絶対好きなのに
全く素直じゃない、、、
最後に出てきたフリオ
売られたっぽいけど、、、
話がどんどん
面白くなってきてジュダとダートの仲も進んできてますね。お互い相手にちょっかいかけてる人にめっちゃ嫉妬してるし。人身売買の世界も亡くなって幸せな時代がきますように。
良かった
あんなに温かい家庭で育っていたなんてジュダの過去が少し分かりました。心開きそうなのになかなか前に進めない2人にしあわせが訪れますように。
良き。
第一巻は二人とも互いにちょっと嫌悪感を持ちながら接していたが、二巻にて、互いにもっと知り合って、自分の気持ちなのか、番の本能なのかわからない、二人の感情のもどかしさがとても素敵な見所ですね!
関係が段々甘くなって行くのが本当に好きです!
Posted by ブクログ
健気で一途なダートがいじらしくてたまらない。
今の身体では妊娠できないと医者に言われ、「捨てられる」と思ってもジュダと離れることは出来なくて、自ら発情期抑制剤を飲んで誤魔化しながらジュダとの番関係を繋ぎ止めるダートが本当に切なくて、個人的に凄く好きな描写でした。
はやく想いが通じ合って子ども出来てほしいなぁ。
3巻が待ち遠しいです。
追記:
既刊「ペンデュラム」を読み直したところ、お子が産まれるエピローグ描かれてましたね…!だいぶ前に読んでいたので忘れてました、失礼しました...。
3巻からどのようにしてハッピーエンドになるのか益々楽しみです。
良い
ジュダの幼い頃がとても可愛いです。オメガバースの作品で内容もとても面白く、続きがとても気になっていきます。
なんとまあ、、、!
ダートの健気さが胸に沁みる😭😭
愛の言葉も乞わずにただただ必要とされなくなるのを待つだけ、、、。悲しいです🥲
はやく2人の思いが通じますように😌
Posted by ブクログ
▼あらすじ
俺には愛情を貰う権利なんてない――。
ジュダと番になり、ジークフリード家で暮らすことになったダートは、離ればなれになった妹を探そうと屋敷を抜け出しては叱られる毎日を送っていた。
屋敷ではハーレムのオメガから嫌味を言われ、ジュダとは喧嘩を繰り返していたダートだが、不器用ながらもダートを気に掛けるジュダの優しさに気付いていく。
しかしそんな時、ジュダには過去、番にしたいと思った相手がいたことを聞いてしまい――。
***
ストーリーの完全度:高い
トーン:せつない・シリアス
エロ度:普通
萌え度:高い
総合評価:★4.5
2巻もあっという間に読み終わってしまいました。
ちょっとは進展するかな〜と思いきやこの二人、なかなか上手くいきませんね(笑)
良い感じになったと思ったら喧嘩してすれ違って…。魂の番なのにどうしてこんなにも拗れてしまうのか不思議でなりません。まぁ、そこがこの作品の見所でもあるので今回もやきもきしつつ最後まで楽しく読ませていただきました。
2巻では中盤辺りからダートが成長して短髪になるのですが、個人的には髪は長い方が好みでしたね。成長したダートも男らしくて好きなんですが、ジュダの言う通り可愛げはなくなっちゃったかな。めっちゃスレてるし(笑)
しかしまぁ、この二人はいつになったら素直になるんですかね…。ダートもジュダも本心を口にしないから見ていてもどかしいのなんの。早く両想いになってこの二人がイチャラブしているところが見たいです。
そういえば物語の最後でフリオが登場しました。誰がどう見ても再会を喜び合えるような雰囲気ではないので、今後の展開が非常に気になります。ダートはフリオ達と一緒にのんびり平和に暮らす事を夢見ていましたが、果たして彼らはどんな気持ちを抱えながら今まで生きて来たのか…。
まぁ、十中八九ダートとはまた違った苦しみを抱えながら生きてきたんだろうな。
妹とはまだ再会できていませんが、最終的にはダートが望むような関係に戻れる事を祈るばかりです…(;_;)
次の巻も期待してます。願わくば、ダートとジュダの仲がほんの少しでも深まりますように…。
気長に!★2
この巻はまだまだ、お互いに喧嘩ばっかりのままなのね…。ダートの気の強いところが好き…。
Ωはみんな諦めておとなしいか怯えておとなしいけど…抗って、じゃじゃ馬のダートはハラハラするけど ジュダにしたら仔猫?
俺のってフーフーしてるの可愛い!自覚したらもう大変だろうなぁ。楽しみ!!