あらすじ
「どうしようもなく、好きなんだ」国王のもとを離れたプリシラを待っていたのは、出会って以来密かに想い続けた初恋の侯爵ジョシュアからの求婚だった!?彼も私を愛してくれていたなんて……!「私でいっぱいにしてあげる」すべてを奪うような激しいキス。感じやすい胸や熟れた内奥を愛撫されれば、心も身体も甘く蕩けてゆく。長い長い片恋からの、最高のハッピーエンド!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
とにかく良かった…泣
まずは賢くて頑張りやさんなヒロインを賞賛したいです!!
愛されないどころか、国王の実情を悟られないよう振る舞うという、形だけの妻という事実以上の心労が伴う事を受け入れ、結婚したヒロインが偉過ぎる。まだ15歳だぞ!!
かたやお相手の国王も、とある事件から女性を嫌悪し、初めはヒロインと同じ部屋にもいられないくらいだったのに、最終的にはちゃんと色事が(お相手は嫁ではない)出来るまで回復したのは本当に良かった!!
自分が傷つくのも厭わず、国王の窮地を救う機転を利かすヒロインがなんとも立派だし、国王との関係も夫婦とは違う信頼関係を築いて、お互いを尊敬し、労りあう。なんとも素敵な関係の2人にまず感動しました。
10年子供が出来なかったら離婚という、国の決まりのおかげで、初恋の相手と結ばれるのですが、
聡いわりには自分のことには鈍く、いろいろ勘違いしちゃうヒロインにヤキモキしちゃいながらも、再婚し溺愛されて幸せになったので本当に良かったです。
つうか。
いや、これ作品紹介がヘタクソ過ぎません!?
大事なのはヒーローに溺愛される前のところですから!!
なんか、もう、みんなが良い人で、本当に素敵なお話でした。
TLジャンルじゃなくても全然いいよ。
ぜひ読んでみて欲しいです!!
推しはチョイ役、マレット公爵
ありきたりの美しいばかりのお話かと思ったら、とんでもない。どこを切っても、素晴らしく、このジャンル以外も書ける作者さんだと思います。登場人物の何気ない掛け合いも絶妙なんです。私のツボはチョイ役だけど味のあるマレット公爵です。
ある事件をきっかけに心を病んでしまった若き君主を支えるために、嫁いできた15才のマレット公爵令嬢プリシラが臣下となる未来の宰相、ジョシュアとの出会いから始まります。この3人の関係が、主従であるだけでなく、時には親友、時には家族と互いを思いやりながら、若き王が復活する過程から物語の最後まで、笑いあり、涙ありと巧みに読者を誘います。久々に充実した気分になりました。きっと時間をおいてまた読みたくなる作品なので、是非。
いやな人が出てこない
作者買いです。この作品には基本嫌な人が出てきません。あらすじを読んだときは結婚相手の国王が嫌なやつかも。。と身構えましたが自分もツライ中ちゃんと彼女を思いやれる優しさと立ち直るだけの強さを持ってるまっとうな人でした。また無駄なすれ違いがなくその場でちゃんと話し合うのはいいですね。聡明なヒロインが好きなのでドストライクでした。
最高
切なくて何度も涙しました。10年越しの両片思いが実って堂々とイチャイチャしてる様子にこちらも幸せな気持ちになりました。ヒロインの健気で思いやりのある優しい人柄に凄く好感が持てます。ヒーローも一途でキュンする!陛下との絆も素敵。ラストはできれば子供が出来るとか陛下とのその後の様子も知りたかった。
幸せになれる話でした
感動しました。途中号泣しながら読みました。
みんなが優しくて暖かい
思いが通じあってからは あまりに早くて
正直短いとも思いましたが
想像力を駆り立てる感じがいい
切ない
道ならぬ恋の三角関係というとドロドロとしたイメージですが、このお話は3人が互いを思いやり、事情を抱える国王を支えるために想いを封印せざるを得ない状況が切なかったです。
Posted by ブクログ
国王と離縁して両片想いの侯爵に嫁ぐまでの紆余曲折のお話し。
ヒロイン、国王、侯爵さま3人がそれぞれの立場を健気に遂行する【気高き戦友】達。
関係を言い表すと、清廉潔白、痛い程の献身という言葉が当てはまる。
口の固い侍女頭、侯爵に忠義を尽くす老執事、悪い人が一人も出ないのがいい!なのにジレジレ!!
文句無しの星5つ!
惜しいのは、2人の子供や国王の新王妃の続きがもっと気になる~!!
もっと早く読んでいたら良かった
こんなに切なく、こんなに泣けて、こんなに胸が締め付けられるお話を読んだのは久しぶりでした。
それぞれの立場と、それぞれの思いとが絡み合い、本当に良くできたお話でした。
出きることなら、やっと結ばれたジョシュアとプリシラのその後をもう少し見たかったです。
感動作です。おすすめです。
目の前で両親である国王夫妻が殺されてしまい、心が病んでしまった王太子。そんな彼を支えるべく結婚したヒロイン。王妃であっても妻ではなく彼の家族として献身的に支える姿に感動です。普通のストーリーならそんなトラウマを持ち心が病んだ若い新国王と健気なヒロインが、次第に心を通わせていきハッピーエンド…となるでしょう。
この作品は斜め上をいきます。もう本当にヒロインのプリシラが可愛くて聡明で健気で…ここに登場する人達が本当に魅力的です。個人的には最後の方に描かれている、ヒロインが再婚した時の初夜の前の侍従長とのやりとりがジーンとしてウルウルしました。10年にも渡るヒーローとヒロインの両片想いが、全ては若き新王の事を1番に思っている結果なんですね。もう本当に感動です。上流貴族なのに小さく舌打ちする人間らしい描写も好きです。
すさまじくよかった
TL小説に分類されるのがもったいないほどよいお話でした。
リラの忠義や誠意がルークを支えて、ルークもリラを家族として愛するようになるけれど、その内情を本当にすべて知るわけではないジョシュアが切ない…!
日本人にはすごく共感しやすいお話でよかったと思います。
すっごいおもしろかった!
Posted by ブクログ
裏表紙にある粗筋に辿り着くまでが長かった……!
そりゃ10年ですものね。
そこまで一途に想いを貫き通せたヒーローを褒め称えたい。
思い合っているのに結ばれず両片思いのまま、いざ求婚機会が巡ってきたら、まさかの愛人疑惑。
結ばれるかと思った矢先にその噂の愛人のせいで拗れてしまって、随分ヤキモキさせられました。
切ない、非常に切ない!
ヒロインが案外人の話をちゃんと聞かないし、頭が割といいゆえに勘違いの方向性がややこしいことになってるし。
まあヒーローはヒーローで言葉が足りないから。
だからこそ、結ばれてからの溺愛っぷりは、呆れるよりは、まあそうなるよねと微笑ましい心持ちで読ませていただきました。
王妃との恋愛ということで、国王と色々揉めるかなと思っていましたが、王妃であるヒロインが国王と全く想定していなかった方向性の絆で結ばれていて、まさかの円満離婚。
お互い思い合っているヒロインとヒーロー二人が結ばれることを喜べる(寧ろニヤニヤしている)国王様……彼が一番作中では悲惨な目に遭っているのに、そこまで回復したことにも泣けたし、ヒロインとの仲が本当によくて(要はヒーローの恋愛に対しての悪役にならなかったところ)そこがまた泣けました。
作者さまの優しさに満ちた関係性がよかったです。
ドロドロしなくてよかった!
いや、まあ冒頭は別の次元でドロドロしてましたけど……恋の狂気も味わえた作品でもあったかも。
溺愛っぷりで上書きされますから大丈夫ですけど。
ともあれ、10年苦労したお二人に幸多からんことを。