あらすじ
駅伝小説の真骨頂、箱根駅伝を描く大傑作!
あの眞家早馬が「駅伝」の世界に戻ってきた!
大学卒業後、管理栄養士として病院で働いていた早馬は、紫峰大学駅伝部のコーチアシスタント兼栄養管理として、部員たちと箱根駅伝初出場を目指すことになる。高校時代、大学時代も陸上の名門校で長距離走選手として期待されたものの、怪我から思うような成績を残せなかった早馬。その背景にあった、嫉妬、諦め、苦い思い――。数々の挫折を経験した者として部員たちに寄り添い、食の大切さ、目標達成の楽しさを伝えようと奮闘する早馬。そんな彼のことをキャプテンの4年生、仙波千早は最初は受け入れられずにいたが……。
一度も箱根駅伝に出場できない弱小チーム。でも、だからこそ、「箱根駅伝に出たい」「箱根を走らせてやりたい」。徐々にひとつになっていく千早たち部員の熱い願い、そして早馬が見つけた新たな夢は、果たして叶うのか――。
臨場感溢れる箱根駅伝本戦の描写とともに、丁寧に描かれるそれぞれの心情。エリートではない若者たちの夢、苦悩、様々な思いが、箱根路を駆け抜ける!
「エピローグ」は、今回の文庫化に合わせ、丸ごと新たに書き下ろしました。
※この作品は単行本版『タスキメシ 箱根』として配信されていた作品の文庫本版です。
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Posted by ブクログ
森本悠斗
紫峰大学。関東学生連合で箱根駅伝の二区に出場。
仙波千早
紫峰大学。駅伝部キャプテン。
眞家早馬
紫峰大学の院にある運動栄養学の研究室に入る。駅伝部の栄養管理兼コーチアシスタント。二十五歳。神奈川県にある病院で管理栄養士をしていた。高校卒業後に上京し、管理栄養士を目指して日本農業大学応用生物学栄養学科に進学し、同時に陸上部で長距離走に励んだ。
館野達也
紫峰大学駅伝部監督。三十八歳。監督としては比較的若い。顔がカワウソに似ている。大学の広報課の課長も兼務。
葉月憲太郎
紫苑寮の寮長。四年生。
眞家春馬
早馬の弟。マラソン選手。
光川
早馬の恩師。大学で早馬をサポートしてくれた。スポーツ栄養学を学びたい早馬に紫峰大学を紹介する。
小佐内
相馬の研究室の教授。大学の広報委員長。
助川亮介
早馬の高校時代の同級生。MGC出場権を獲得。
藤宮藤一郎
日農大で早馬と一緒に走った。実業団にいる。
白須雅也
紫峰大学四年生。駅伝部主務。
栗原祥
二年生。千早と同室。
加藤
三年生。
小野木
三年生。
井坂都
早馬とは高校の同級生。助川とは幼馴染みで、春馬の先輩にも当たる。高校時代は料理研究部に所属していた。外苑前の和食料理店で板前をしている。
根本
三年生。
橋村
三年生。
柴
二年生。
大河内
三年生。
加藤
三年生。