あらすじ
駅伝×料理、ベストセラー小説待望の文庫化。
陸上の名門高校で長距離選手として将来を期待されていた高3の眞家早馬(まいえそうま)は、右膝の骨折という大けがを負いリハビリ中。そんな折、調理実習部の都と出会い料理に没頭する。一学年下で同じ陸上部員の弟・春馬、陸上部部長で親友の助川、ライバル校の藤宮らは早馬が戻ってくることを切実に待っている。しかし、そんな彼らの気持ちを裏切って、心に傷を抱えた早馬は競技からの引退を宣言する。それぞれの熱い思いが交錯する駅伝大会がスタートする。 そのゴールの先に待っているものとは……。
高校駅伝、箱根駅伝の臨場感溢れる描写とともに、箱根駅伝を夢見て長距離走に青春を捧げる陸上青年それぞれの思いと生き様が熱く描かれる。青年達の挫折、友情、兄弟愛……。熱い涙、しょっぱい涙、苦い涙、甘い涙が読む者の心を満たします。
読後は爽快感と希望に溢れる熱血スポーツ小説です。
感情タグBEST3
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匿名
良い
「タスキメシ」は、主人公である高校生の太郎が、料理を通じて人々との絆を深めて成長していく物語です。太郎は、料理の腕前が優れていることに自信を持っており、将来は料理人になることを夢見ています。しかし、太郎の料理は単なる技術のみであり、人の心を動かすことはできませんでした。
そんな中、太郎は料理教室で出会った仲間たちと共に「タスキメシ」という料理クラブを結成します。仲間たちはそれぞれ個性的で、太郎とは異なる料理のスタイルを持っています。最初は意見の衝突もありましたが、徐々にお互いを尊重し合うようになり、絆が深まっていきます。
太郎たちは、タスキメシという料理を作り続ける中で、料理の本質とは何かを見つけていきます。彼らは単に美味しい料理を作るだけでなく、人々の心を伝えることができる料理を追求します。その過程で、彼らは自分自身の成長や悩みを乗り越える力も身に付けていきます。
物語は、太郎たちが料理コンテストに出場することになります。彼らは自分たちのアイデアや技術、そして心を込めた料理で審査員や観客を感動させます。そして、最終的には優勝を果たし、自分たちの料理を通じて多くの人々に喜びや感動を与えることができました。
物語の終盤では、太郎は料理人としての道を選ぶかどうか迷います。彼は自分の料理を通じて人々の心を動かし、幸せを感じることに喜びを見出していたからです。最終的には、太郎は料理人としての道を選び、自分の料理を通じて多くの人々に幸せを届けることを決意します。
「タスキメシ」は、料理を通じて人々との絆を築き、成長する主人公の姿を描いた感動的な物語です。料理の力とは何か、人との繋がりの大切さを教えてくれる作品であり、読んだ人々にも心に深い感銘を与えることでしょう。
Posted by ブクログ
早馬が見事に逆転満塁ホームラン的な復活を遂げるのかと思っていた
泣いた
助川が、好きです
どうも私は青春小説を読むと、主人公の隣にいる脇役に惚れるタイプの様だ
Posted by ブクログ
眞家早馬
私立神野向高校。三年二組。料理研究部の都に料理を習う。高校二年の冬に右膝を剥離骨折して手術をしリハビリをしている。→日本農業大学。
田中稔
早馬の担任。生物の担当教員。生物準備室の前に、勝手に自分の畑(通称「稔の畑」)を作り、野菜を作っている。生徒に下の名前で呼ばれる。料理研究部の顧問。
井坂都
三年一組。一人しかいない料理研究部の部員。調理実習室にやって来るようになった早馬に料理を教える。乱暴な喋り方をする。
眞家春馬
早馬の弟。高校二年生、陸上部長距離チームのメンバー。食べ物の好き嫌いが激しい。→藤澤大学。
真木
神野向高校からバスで十分ほどにある真木クリニックの先生。五十歳過ぎ。陸上部の部員も代々世話になっている。
小見川
長距離チームを指導するコーチ。
助川亮介
高校三年生。陸上部の部長。早馬の親友。自分に厳しく他人にも同じくらい厳しい。都とは幼馴染み。→英和学院大学。
薮木
早馬の友人。
雨貝
都の友人。
大川
陸上部長距離チーム。春馬と同学年。
藤宮藤一郎
水戸にある陸上の強豪校・水堀学園高校のエース。三年生。インターハイにも出場している。高校二年生のとき、県予選で早馬と同じ区間を走った。→日本農業大学。
前田
陸上部顧問。