あらすじ
「タラレバ言ってたら時代が変わってしまった」廣田令菜30歳、フリーター。夢や人生の目標もなく、彼氏も好きな人すらいない日々を送っていたけど…年号と共に変わろうと、夢を探して奮闘することに! 令和を生きる現代女子の夢とリアルを描く、大人気作の新シリーズ!!
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『東京タラレバ娘 シーズン2』は、元号が平成から令和に変わったところから始まります。
主人公は、令和を生きる30歳独身女性の廣田令菜(ひろたれいな)。
令菜は、フリーターなものの、東京にある実家住まいで、何かに不自由するわけでもなく、一見、平和な日常の中に生きています。
そんな令菜が、パート先の図書館で出会った、40代独身、黒髪ボブで丸眼鏡をかけた不思議な印象の女性、森田昭子(もりたしょうこ)。
そして、昭子に連れていかれた、キャラの濃い店員たちのいる不思議なバー。
ちょうどそのころに届いたタイムカプセル掘り起こし同窓会のお知らせ。
そんなこんなで、令菜は、自分に夢がないことに気がつきます。
そんな令菜が抱く夢は何なのか、夢をどうやって叶えていくのかが見所です。
毎日を頑張る元気がほしい人にお勧めしたい漫画です。
特に、「最近なんか疲れたな……」「学校や会社になんとなく行きたくないな……」と思ったときに、手に取ってみてください!!
感情タグBEST3
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身近なテーマ
現代の独身アラサーにものすごく響く内容。
こういった人が何万人といるのだろう。
前回のシーズン1よりどぎつさは抜けているが、こちらの方がスッと読める。主人公がどこか遠慮がちで、根本的には素直だからだと思う。
一巻はよしおバー?? みたいに謎な部分が多いが、巻数が進むにつれ、それぞれのキャラクターに味が出てきて、どんどん面白くなっていく。
それにしても、話、キャラクター共にリアリティーがあってすごく感情移入できる。
新元号
前作から主人公を変え、令和の世の中を生きる30歳の女性が主人公のお話。
新元号令和と一字かぶっている主人公の廣田令菜(ひろたれいな)30歳。
東京出身で実家暮らし。
都立の普通の高校から短大へ行き、就活をしたもののハマらず、結局バイトで今まで生きてきた。
派遣のショップスタッフやポスティングなどやってきたが、最近立ち仕事がきつくなってきたので、座り仕事が多そうな司書のパートに応募してみた。
しかし意外と体力を必要とする仕事で大変そう。
30歳にもなって友達からもらったオーバーオールを職場に着ていくちょっとしたモサさがあるが、仕事関係で変わった人がいても適度な距離感をもって働くことは苦じゃないし、だめだなと思ったら仕事を辞めればいいとおもえるくらいにフリーターに対して気楽さを感じている。
贅沢はできなくてもコンビニのカフェラテやスイーツを買って家に帰ればサブスクのドラマや映画を見ながらソファで寝落ちできる、それに対して幸せを感じている。
そんな令菜はある日、小学生の頃のタイムカプセルを掘り起こすことを知らせるはがきが届き、昔のことを考えるがその当時30歳の自分に対してのメッセージで何を書いたか思い出せない。
職場の上司・森田に相談すると変わったボーイズバーに連れていかれる……。
時代が令和になり主人公の年齢も少し下がったことで、前シーズンより仕事や恋愛、人生についての考え方がガラっと変わっていたのが面白かった。
ただバーの男性キャラたちが濃すぎて話の中で浮いていてそこは少し読みにくかった。
夢は何?と聞かれると難しいですね。以前、学校教育で、夢を持てと教え込まれるけど、それは本当はきついこと言われてる、と聞いたことがあります。漠然としすぎてると。例えば、仕事なら、自分が得意で、苦ではないものなら続きやすい、とか。目標が具体的で、自分の適正とかも知らないと叶いずらいですよね。その弊害?
これって、大人になった時に自分が何をしたいか、何が出来たらいいか、という話だけど、まず、基本的な生活考えなおしたら、、と思ってしまいます。服位、自分で買おうよ。子どもは自分がしたい行事の為にあるんじゃない。今度はしてあげる方なんだよ。でも、こういう世代も分かるかな、あ、年齢がばれる(笑)
とにかく、1号ふくめ、みんなの夢が叶いますように!
Posted by ブクログ
結婚して何がよいか、と問われた友達が、
子供の時楽しかった色んなイベントをもう1回味わえること。
子供の時楽しかったことを今度は親サイドから楽しめて
おばあちゃんになったらさらにもう1回楽しめるから
人生をループしている感じ
と回答するのがとても素敵だった。
季節の行事もちゃんとやるタイプの家だったのに
何もやらなくなるのは寂しいけれど
子供が大人になってしまうとそういうものかもしれない。
自分が結婚すればまた行事をやる家に戻るというのも
そうなのだろう。
婚活をすると決意したとき、母親に
「よござんじょう、買ってもらいやしょうワンピース」
と言うのがどこから目線?と思って笑ってしまった。
バーにいる男子たちの中から選んでデートに誘えと言われて
戸惑うけれど、確かに婚活ってそういうことだ。
ここにいない自分の理想を追い求めるのではなくて
一番良い人を選ぶことができないと、結婚はできないのかもしれない。