あらすじ
「愛にお試しなんてない!!!」
令菜は初対面でときめいたよしお2号と、老成した小学生・よしお11号の協力も得て、
試しに付き合えることに。
これで結婚して家庭を持ちたいという夢に百歩近づいた!!!!…と思いきや、
よしお1号が「令菜の恋心を試供品扱いするな」とあいだに割って入ってきて!?
1号の知る、令菜の夢と未来に大きく関わりそうな2号の過去とは…。
『東京タラレバ娘 シーズン2』は、元号が平成から令和に変わったところから始まります。
主人公は、令和を生きる30歳独身女性の廣田令菜(ひろたれいな)。
令菜は、フリーターなものの、東京にある実家住まいで、何かに不自由するわけでもなく、一見、平和な日常の中に生きています。
そんな令菜が、パート先の図書館で出会った、40代独身、黒髪ボブで丸眼鏡をかけた不思議な印象の女性、森田昭子(もりたしょうこ)。
そして、昭子に連れていかれた、キャラの濃い店員たちのいる不思議なバー。
ちょうどそのころに届いたタイムカプセル掘り起こし同窓会のお知らせ。
そんなこんなで、令菜は、自分に夢がないことに気がつきます。
そんな令菜が抱く夢は何なのか、夢をどうやって叶えていくのかが見所です。
毎日を頑張る元気がほしい人にお勧めしたい漫画です。
特に、「最近なんか疲れたな……」「学校や会社になんとなく行きたくないな……」と思ったときに、手に取ってみてください!!
感情タグBEST3
あー!!
もう、本当に面白い!!
わかる!わかるー!!の連発(笑)
結婚する前に読みたかったなーーー!小学生よしおの言葉も刺さる刺さる!これからどうなるのか、すごく楽しみ!
Posted by ブクログ
年若いオールドワイズマンが登場し、物語展開が徐々に整理され始めた3巻である。
読みながら「なるほど、そこを抉りたいのか」と唸らされたのだが、今のアラサー世代(のある一定の層)が感じているだろう「虚無感」に切り込もうとしているニュアンスが感じられる一巻である。
二号との恋愛模様を基盤に、そこに茶々を入れる一号という構図に、さらに十一号という新たなキャラがぐるぐると展開を渦巻かせている。
そんな物語なのだが、その底面で描かれているのは「夢を見ることのできない若者世代」の持つ虚無感である。
レールの敷かれた道から飛び出せるのは、レールが舗装されているからであり、レールそのものが撤去された現代では通用しない考え方だ。
それゆえに生まれたある種の虚無、現代社会の病理を恋愛と人生の両面で描いている形に見える。
そんな中で賢く生きられる人間もいるが、それは賢明な人間だけで、実は平均的な人間は(おそらくは)そこまで賢くない。
だから、普通に生きていたはずなのに、気づけば空っぽになっているのだろう。
と、背景部分が気になった3巻だが、恋愛物語そのものもかなり進行し始めた印象である。
今回は星四つ半相当と評価しているが、物語的には面白さを増しつつある印象である。
内容から察するに、シーズン2は1よりも手短に収まりそうだが、どうなっていくか見守りたい。
でも私も好きです
でも2号、私も好きです。夢をもたない2号、2号を好きになる女。
わかります。
そして最初から最後まで鼻から抜けるタイプのフーンッという笑いが止まりません。
Posted by ブクログ
そもそも恋愛結婚なんて戦後数十年の歴史しかありませんからねぇ 味わったことのない感情ですいっぱいになった そこに意味なんてありません映えればOKなんですそれが令和です その夢は一見古風なようで今や全然そうじゃない 例えば小津安二郎の映画なんてそんな話ばっかりですよね 令菜さんも立原正秋の小説とか読めば分かりますよ 網を持って追っかけるのではなく_釣り糸を垂らすんです 夢と希望と_夢に纏わるビジネスと_夢の残骸と
まさかの小学生の恋愛指南
タピオカはカエルの卵っていう嘘、私も小さい頃だまされた。まあ、似てるよね。根無し草の2号に惹かれる令菜ちゃん。森田さんの指摘が的を得ているけど、自分に都合の悪い情報って人は聞かないんだよね。小学生よしおと2号との写真もそうだけど、この巻で令菜ちゃんが追っているのは幸せではなくて「幸せのイメージ」だとわかった。オーナーの言う過去の女性たちのほうは、あっさり2号に潰される程度の夢ならつぶれてもしょうがないとも思う。
登場人物全員変人
ドラマ化を深く意識したような登場人物設定やカット割りに作者の限界が露呈したようです。
漫画独自の表現手法などに面白味も感じられません。ギャグやダジャレもつまらなく、「誰か止める人はいなかったのか?」と思いました。