【感想・ネタバレ】究極の歩き方のレビュー

あらすじ

日本人の足を知り尽くしたアシックスの研究部門が、ウォーキングシューズ作りを通して研究分析した日本人のための「究極の歩行術」を初公開。日本人の足は50歳を境に激変する。50歳からの歩き方次第で、100歳まで元気に歩けるかどうかが決まるのです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

趣味で、スポーツをやっているので、身体の動かし方にとても興味があり、この本を購入しました。
特に次の点が良いと思いました。

①人間の歩く時の身体重心移動
速い歩行では、上下移動
遅い歩行では、左右移動

②ファストウォーキング
時速7キロで歩く→走り出す寸前の速度
3分ごとにファストウォーキングと普通のウォーキングを繰り返す

③理想的な歩行姿勢
速く歩く
頭の揺れを小さくし、顎を引いて前方をみる
肩を開いて背筋を伸ばし、腰を立てて回旋させる
肩の力を抜いてひじを軽く曲げうしろに深く引くように振る
ひざを伸ばした状態でかかとから着地し、親指の付け根でける
肩を水平にする
足運び左右差を小さく歩隔を狭く
つま先やひざを前に向ける
腹部を引き締める
脇をしめる
ひざを開かないようにする

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2020年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アシックスでは歩行の際にどのような体重移動をするか、実際に歩行しながら測定する装置を開発し、膨大なデータを集めた。

足の裏には横アーチ、外側縦アーチ(かかとから小指の付け根)、内側立てアーチ(かかとから親指の付け根)という3つのアーチがある。これらのアーチがしっかりしていれば歩行には問題がなく、しっかりとした土踏まずができる。

生まれてから18歳になるまでに足の骨ができあがり、同時にこれらのアーチも完成する。その後50歳になるまでは筋力がしっかりしているためアーチは維持され、50歳を過ぎるころからアーチは崩れ始める。特に筋力の弱い女性のアーチは崩れやすい。

アーチをしっかり守るためには歩くことが重要。かかとで着地し足裏で地面をなぞるように重心が前方に移動し最後に足指で蹴る。最後の足指の蹴りが重要。

パンプスなど足指をあまり動かせない靴をはいていると親指の付け根の当たりで地面をけるイメージになる。外反母趾、内反小趾になる原因にもなる。

若々しい歩行のイメージは、①背筋を伸ばす(顎を引き、目線は前に)、②大き目の歩幅、③歩行ピッチが速いこと。

脂肪燃焼も念頭に置くと時速7キロ前後、普通の人ならこれ以上早歩きすると走った方がいい、という限界のところのスピードで歩くことと、それよりは少し遅めに歩くことを交互に繰り返す、インターバル歩行が有効。時間的には40分、歩数だと6700歩位が無理のないところ。

ランニングとウォーキングでは体重のかかり方や足裏の使い方が全く違う。ランニングシューズではウォーキングをする足を正しく支えられない。アシックスで開発したウォーキングシューズは数種類あり、足裏のアーチを鍛えるもの、維持するもの、アーチが弱まってしまった人のアーチを補強するもの、などに分かれる。決してランニングシューズが最高の靴でウォーキングシューズがその簡易版、という位置づけではなく、全く別物である。

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2019年10月12日

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