タイトルに「竜人」とあるので、半竜半人くらいかと思っていたらガチなほうの竜でした。しかし、本作を読み終われば全ての人が思うはずです。「だからこそ良い……!」と。
突然、人間が竜人化してしまう「竜返り」という現象が存在する世界で、その異形ゆえに疎まれてしまいがちな「竜型竜人」に返ってしまったツクモ。一人ぼっちで飢え死にそうになっているところを助けてくれた天涯孤独の少年・紫の家に転がり込むことになります。竜人のツクモが竜のくせにワンコ全開で紫に懐き倒すくだりで、この本を手にとったのが正解だったと悟ります。そして、巨大生物が尻尾をブンブンしながらハンバーガーを食べたり、(*´∀`*)パアアな笑顔を見せてくれたりするのがあまりにかわいくて、思わずニッコリ笑顔に。
竜✕人のエッチシーンもしっかりあるのですが、きっと「初めて」だったのに、ツクモの発情を受け止めてくれた紫くん、100年に一度の逸材受けなのでは?
そんなキャッチーな魅力もありつつ、異なる種族同士の恋愛や共存、愛する者を失った過去の克服など、骨太なテーマも持ち合わせている本作。紫がツクモを追い出すシーンは、悲しさあふれる描写に胸が痛くなりますが、それも2人が乗り越えないといけない試練――乗り越えた先の風景はきっと嬉し泣きしてしまうほど優しくて美しいはず。
「添い遂げる」覚悟を持ったツクモと紫の大きな愛情に、心がじんわりと温かくなります。
感情タグBEST3
ツクモ可愛いよねぇー…あの緩い感じがww
紫のツンデレ具合が緩和されてるし。ただやっぱりち◯こは2つじゃないのかーってのと(笑)叔父さんヤバーきもー!ってなった(笑)
ち◯こは入らないけど尻尾は良いのか…ww
竜との暮らし!!
紫の両親も蒸発なんかではなくてよかったです。
ツクモがしっかり守ってくれていて、これからも2人で仲良くしてほしいです。
紫の両親不在の理由も分かって、竜人に対する理解や思いやりが紫の中に強くある事に納得。ひとりで寂しかっただろうな。
それにしてもオジさんキモかった。怒りのツクモ、かっこよかった。
ツクモが可愛いかったです。大型竜になってしまって不自由なはずなのに健気で前向きなところも良かったです。紫の叔父さんには驚愕でした。
ツクモがますますワンコ的になってました。
ご両親の真相とかもわかって良かったー。
紫がツクモに顔色が悪いとか言ってたけど、竜の顔色って変わるのかしら?
鱗の色が冴えなくなるとか??