あらすじ
ダニエル・ゴールマンは、EI(感情的知性)の第一の要因として、セルフ・アウェアネスを挙げる。スタンフォード大学経営大学院の調査でも、リーダーが伸ばすべき最大の能力の筆頭に挙げられた。優れたリーダーは、自分を形づくってきたものをよく知っている。そして他者が自分をどう見ているかをありのままに受け止める。
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Posted by ブクログ
成長とは、新しいスキルを獲得して自分を変えることではなく、何かを手放して(最も大切にしている自らの核心部分さえ手放して)自分が何者になれるのかを発見することなのである。
自己認識について書かれている書。入門編としては非常に入りやすく、文量もちょうどいい。様々なケースが書いているので、読み返すタイミングによっては感じ方が変わるかもしれない
Posted by ブクログ
内省し、自己を明確に理解することにより得られることがある。
生産的な自己洞察を増やし、非生産的な堂々めぐりを減らすためには、「なぜ」ではなく「何」を問いかける べきだ。「何」という問いは、客観性と未来志向を保つ一助となり、新たな洞察に基づいて行動を起こす後押しと
リーダーが自己をより明確にとらえるスキルを身につけるには、内面と外面両方の自己認識を高めることを意識し、愛のある批評家からの率直な意見を求め、「なぜ」ではなく「何」を自問すればよい。自分についてより多くを知れば、そこから得られる恩恵も
好きになるには、心がわくわくすることが必要だ。好きなこととは、頭で考えて好ましいと思うものではなく、心が喜ぶことである。心が喜ぶことはとても重要だ。潜在力をフルに発揮するには、心と頭の両方を働かせなければならないからである。私の経験から言うと、知的能力とスキルだけではある程度までは成長できても、そこで頭打ちに
やっかいな考えや感情を遮断することは不可能である。優れたリーダーたちは、内側で起きていることに気づいているが、それにとらわれてはいない。彼らは内なる資源を解き放つ術を心得ており、自身の価値観に即した行動に全力を傾けて
成長とは、新しいスキルを獲得して自分を変えることではなく、何かを手放して──最も大切にしている自らの核心部分さえ手放して──自分が何者になれるのかを発見することなので
Posted by ブクログ
自己認識の重要性とそのエビデンスを研究していた著書の説明という印象
本のページ数から仕方がない事だが、内容を吟味してポイントを伝えることがやっとだったのだと感じた。
内容はエビデンスに則った良書であるので、読むに値する本だと思うが、満足度から星3つの評価とした。
自己認識を浅く知り、きっかけにするには良い本だと私は感じたが、少し物足りなさを感じる。
印象に残った点は
ターシャ・ユーリックのインサイトの自分の感情、価値観を知ることの重要性に関すること
ジェイムズ・ウィルソンの数値化と見えるかの重要性とそれを使うための工夫について
シーラ・ヒーン、ダグラス・ストーンのフィードバックの受け止め方について
デクラン・フィッツシモンズの成長の条件について
のはなしであった。
そして、最も印象的な言葉は、
成長とはスキルの獲得での成長ではなく、大切な何かを手放して自分が何者になれるかを発見する事
という言葉である。
自分の解釈としては
プライドなど捨てて、なりたい自分を発見し、行動せよという教えなのだと感じている