あらすじ
公害・晦日市病に侵された娘・ヨーコに出会ったB・J。身寄りもなく、知的障害を持った彼女は、満足な保障も受けられずに貧しい暮らしを続けていた。(「しずむ女」)、一つの身体を二つの顔と脳で共有しているシャム双生児・ジャンの手術を請け負ったB・J。困難なオペを乗り切り、切除された脳の生存も成功させるが…(「2人のジャン」)他、10編を収録。
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遺伝性疾患も
ピノコの白血病発症のエピソード、これ本当は一卵性双生児間で骨髄移植をしないとダメでしょう。実は時折、こういう例があり、本格的な症例研究書みたいな本も読んでいます。(連載時も医学生から色々と指摘されたとか)
登場人物の詳細(いわゆる手塚スターシステム)をまとめた本もあって、手塚御大、過去の主要作品等、全部覚えていたのでしょう。
公害に関連したエピソードや乳児をコインロッカーに、というような、世相を反映した作品も多いです。BJなんだかんだ赤ひげ化していて、メンタルケアもかなりしっかりしています。
Posted by ブクログ
『焼け焦げた人形』
『しずむ女』
『ピノコ生きてる』
『ある教師と生徒』
『2人のジャン』
『誤診』
『目撃者』
『赤ちゃんのバラード』
『純華飯店』
『植物人間』
「焼け焦げた人形」「ピノコ生きてる」「2人のジャン」「からだが石に」などこの巻も名作ぞろいです。
「からだが石に」はいろいろ考えさせられます。