あらすじ
銀河共同体(GC)に加盟することになった未知の種族トレミ・カ。貴重な資源を産出する彼らの宙域と、GCセントラル領域を繋ぐ超光速航行用“トンネル”の建設、という大仕事を受注した宇宙船〈ウェイフェアラー〉は、一標準年近くにおよぶ長く賑やかな航海を続けていた。訪れる天体の信じられない光景や、様々な異星種族の生態──訳あって火星を逃げ出してきたばかりの新人乗組員ローズマリーにとっては、すべてが驚きの連続だ。彼女らはいくつもの危機を乗り越えながら、銀河系中心部(コア)にある目的地の惑星をめざす。はたして、そこで待ち受けるのは?
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Posted by ブクログ
とても優しい宇宙
テレビドラマを観てる様だった
「すべての若い文明は、生まれた母星を旅立つ前に似たような発達の段階を踏んでいる。おそらくもっとも危機的な段階は、"種族内の大乱闘"という段階なのだろう。これは、ひとつの種族が全惑星規模で一致協力することを学ぶか、もしくは派閥に分かれて小競り合いを続け、絶滅に至るーーそのときにたどる道は戦争か、対処不能にまで悪化した環境面での災害かに分かれるがーーかという実験場であり、気恥ずかしい思春期なのだ。」p.175
黒歴史ってやつだな
施政者君たちよ、この本読んで気付けw
Posted by ブクログ
大団円とまでいかない感じの終わり方。
冒険は続く、な感じもないし…
なんつーか、スパロボをプレイしているような感じの話の進み方ですね。
シナリオ毎に当事者が変わって、イベントが発生してトラブルをクリアするとステータスが上がる、ようなことを繰り返す、と。
まぁ、今様、なのかな。
Posted by ブクログ
私はSFが好きなのだが、アンディー・ウィアーは興味はあるが流行り過ぎで今はいいや、とか面倒臭い選択をしているので、AIに好みを入れておすすめをピックアップしてもらった作品のうちの一つがこれ。
地球人類と地球人類以外の知的生命体である多様な異星人たちが普通に存在する宇宙世界が舞台。超高速航行用のトンネルを作るために銀河系中心部へ向かう宇宙船ウェイフェアラーの乗組員の物語。種が違う8人の乗組員とAIがそれぞれエピソードを繋いでいく。
個人出版に始まったことを考えるとよくできているが、大枠としてはありがちな構成でもある。次の任務があれば次のお話も出来てしまう。TVドラマ向けですね。
ふと思ったことがある。この先地球がどうなるかわからないが、この物語のように、人類が宇宙へ進出し、宇宙船に乗って異星人と平和に交流するのが常態化したとしても、人口密度がゼロに近いと恋愛や生殖なんて奇跡になってしまう。地球を脱出してしまうと人類の繁栄なんて無理なんじゃないのか。あるいは人為的生殖に移行するのか。この話では異種間恋愛はあっても生殖はない。種を超えた生殖がタブーでなくなったら本当に人類絶滅だろう。科学技術の発展は地球環境の維持がない限り人類滅亡だな。
ちなみにこの話はウェイフェアラーシリーズとして続編があり、2019年にシリーズ部門でヒューゴー賞を受賞している。続編が翻訳されるかどうかは出版社次第か。(おもしろかったけど個人的には続編が読みたいというほどでは…)