あらすじ
複雑すぎる人間関係に、ついに決着が!?
無自覚に夫を翻弄する蟲大好き姫・玲琳にどこまでも振り回される魁国の王・鍠牙。彼はただひたすら妻を愛しているつもりなのだが、その後宮を構成する数少ない女性陣は、諸事情により全員が全員、キャラと背負ったバックグラウンドが濃すぎて(正妃含む)、鍠牙本人の意志とはまるで関係ないところで日々、大変ややこしく人間関係がこじれていくのだった。
そんなある日、飛国の第二王子・榮覇が、花嫁を探しに魁国を訪れる。本来ならば鍠牙の妹姫たちを候補に入れて訪問したはずの榮覇だったが、蠱師である玲琳をひどく気に入り、夫の鍠牙と離婚させてでも自分の国に連れ帰ると言い出す。鍠牙は当然激怒するが、肝心の玲琳が榮覇のことを面白がってしまい、悶々とする夫をしりめに自ら彼に攫われ、飛国へと旅立ってしまった。
ところが、鍠牙の差し向けた追っ手をかわしつつ旅をしている途中で、榮覇は突然苦しみ始め、意識を失ってしまう。そして次に目覚めたとき、彼は触れるものをすべてを殺してしまう「毒の塊」に成り果てていた。
何者かの蠱毒による攻撃と気づいた玲琳は、榮覇の受けた蠱術を解除しようとするが……? シリーズ第5弾!
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Posted by ブクログ
魁国に飛国の第二王子が嫁探しにやってくる。
鍠牙の妹を紹介されたはずが、蟲師である玲琳を気に入り求婚する。
この王子、自分の信念にぶれはないがやっていることは無茶苦茶。
というか、皇帝夫婦の寝室に色んな人間が無遠慮に入ってくるのはいかがなものか。
蟲師としての興味から玲琳は王子についていくが、襲われた毒に玲琳も触れて、命ではなく人格が失われてしまう。
果たして事件の黒幕は誰なのか。
蟲師の里長問題も決着したが、鍠牙は思っていてた以上に病んでいて…というレベルを超えて狂っていてちょっと引いてしまった。
これは扱いが大変そう。でもラブラブに見える不思議。
これぞ割れ鍋に綴じ蓋ということなのか。