感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ジーンワルツのスピンオフ作品。ジーンワルツと並行して進んで行くストーリーだが、主役は、年配の女性みどり。タイトル「聖母みどり」を「マドンナ・ヴェルデ」としたところにセンスを感じる。
裏表?!
著者曰くジーン・ワルツとの裏表の作品。
ジーン・ワルツでは様々なお産の話が、一つの産院で展開され、それを担当する一人の産科医の「出産」の裏表がマドンナ・ヴェルデという物語。
それが先に読んだ「医学のたまご」に繋がっていくという…
改めて、スゴいです!海堂先生。
ここに描かれている課題は、進捗を見せていないようで…
当事者以外にとっては「他人事」。
変わることはないのでしょうか。
Posted by ブクログ
あの娘にしてこの母親あり。理恵の行為に対して、母親がそう言うならまぁいいか、と思わせてくれる話。理論がどうとかは抜きにして、生まれてきた子の幸せを願う。この子たちが大人になったとき医療は、司法は、社会は変わっているのだろうか。
Posted by ブクログ
ジーンワルツの裏物語。
みどりと理恵の価値観の攻防。ジーンワルツでは書かれていなかったみどりの感情の流れがよくわかる作品。
理恵も伸一郎もよくここまでドライになれるなといった感じ。この前に『医学のたまご』を読んだので伸一郎が息子に対して人並みの愛情を注いでいることが分かってはいた。もし読む順番が逆であったらまた違った感想だったのかもしれない
Posted by ブクログ
娘に頼まれ代理出産する母の話。ストーリーは面白かったが、生まれた双子を1人ずつ引き取るというラストが少し納得いかなかった。信念を持って動いていたはずの理恵が、母と院長先生に説得されただけであっさり折れるのは違和感があった。もっと理恵の信念や葛藤も見たいと思ったが、そのあたりはジーンワルツで描かれているということかもしれない。今度読んでみようと思った。