【感想・ネタバレ】蜜蜂と遠雷(下)のレビュー

あらすじ

2次予選での課題曲「春と修羅」。この現代曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの分かれ道だった。マサルの演奏は素晴らしかった。が、明石は自分の「春と修羅」に自信を持ち、勝算を感じていた……。12人が残る3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない本選(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進むのは誰か。そして優勝を手にするのは――。

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Posted by ブクログ

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二次から本戦までの話が入っていて、栄伝や風間がどうなるのかワクワクした。また明石が思ってもいないところで再登場してきて驚いた。マサルと亜夜のこれからの関係が気になる。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大変読みやすい文章ですらすらと一気に読めた。分厚い本なので読むのが大変なのかなと思って食わず嫌いしているひとにおすすめしたい。
安易な言葉だが「音楽っていいよな。人間が生み出した最高峰だよな」と思わせてくれる描写が感動的だった。
ピアノの音を風景描写で表しているのが伝わりやすく、イメージが頭の中に浮かび上がる心地よさが在る。この本が賞で評価された世界が嬉しく思う。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

音が鮮やかに表現されていて、「音を読む」という今までにはなかった体験ができた。また、塵、亜夜、マサル、明石の4人の音楽に対する思いが、心に沁みてくる。ピアノコンクールの過酷さを知るだけでなく、音楽とは何か、何がいい音楽なのか、これからの音楽のためにはどうすればいいのかを考えさせられた。

〈好きなフレーズ〉
・やはり、音楽というのは人間性なのだ。
・音楽は、常に「現在」でなければならない。博物館に収められているものではなく、「現在」を共に「生きる」ものでなければ意味がないのだ。綺麗な化石を掘り出して満足しているだけでは、ただの標本だからだ。
・目に見えず、現れてはその片端から消えていく音楽。その行為に情熱を捧げ、強く情動を揺さぶられることこそ、人間に付加された、他の生き物とを隔てる、いわばちょっとした魔法のようなオプション機能なのではないか。
・初めて演奏されるピアノ・コンチェルト___新曲を、最新の曲に生で接する喜びを、もう味わうことはできないのだろうか?これほど巷にありとあらゆる曲が流れ、次々と新しい曲が生まれ、瞬時に世界に配信されるこの時代に、なぜもう一度ラフマニノフの二番の初演を聴く喜びを味わえない?
・人間の最良のかたちが音楽だ。 どんなに汚くおぞましい部分が人間にあるとしても、そのすべてをひっくるめた人間というどろどろした沼から、いや、その混沌とした沼だからこそ、音楽という美しい蓮の花が咲く。
・自然の中から音楽を聞き取って書きとめていたのに、今は誰も自然の中に音楽を聞かなくなって、自分たちの耳の中に閉じ込めているのね。それが音楽だと思っているのよね。
・あたしたちは、みんな音楽から与えられることばかり考えていて、返してこなかった。搾取するばっかりで、お礼をしてこなかった。そろそろ返してもいいわよね。
・命の気配、命の予感。これを人は音楽と呼んできたのではなかろうか。恐らくこれこそが、音楽というものの真の姿なのではなかろうか。

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2026年01月18日

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ふ〜!読み切った!
とくに亜夜がマサルを絵の具で例える表現がとてもすきだった。登場人物誰一人欠かせない、あったかい話だったな〜

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

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下巻もさくさく読めた。
登場人物の今後が想像に委ねられる終わりで、素敵な終わり方。本選の発表の仕方も、当たり前に発表の瞬間があると思ってページを捲るも、最後に審査員の会話で語られるところがさすがだなぁと思った。(順位表は最後にはある)
音楽の在り方、音楽で生きていく難しさ、素晴らしさ色々と感じることのできる作品でした。
あと、解説!解説が非常に興味深くて、編集者目線の小説が出来上がるまでを知り、この本が生まれてきた奇跡と感謝でいっぱいになった。やはり小説版は解説がついているところが好きだなぁ〜。

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2026年01月19日

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