10年前に死んだ妻が、小学生になって戻ってきた!?
10年前に交通事故で妻・貴恵を亡くした、新島圭介と娘の麻衣は、
毎日コンビニ弁当、日々の会話もない、落ち込んだ生活を送っていた。
そんなある日、自分は妻・貴恵の生まれ変わりだという小学生が、2人の前にあらわれて…。
と一見、突拍子もない設定にギャグマンガのように感じる人も多いかもしれません。
しかし、今はやりの転生ものでありながら、異世界ではなく、
どこかリアルで生々しい現実世界が舞台であり、そこで起こる切ない家族の絆が描かれています。
特に、前世の妻・貴恵という立場と現世での小学生という立場との
板挟みになって起こる葛藤シーンは、こちらまで引き込まれてしまいます!
リアルな現実世界に起きるたった1つの生まれ変わりという奇跡をめぐって、
この家族がどう変わっていくのか。ぜひご一読ください!
感情タグBEST3
ファンタジーとしてはありがちな設定ながら、本作はかなりまじめにリアリティを追及しているように思う。転生したことを自覚し、まず前世の自分の伴侶、娘に会いに行くというのはわかるが、次に自分の親兄弟に会いに行こうという考えは起きなかったのかな?という疑問を感じていた。今巻ではその理由のようなものが示される...続きを読むが、あるきっかけで、認知症の母に思わず「ごめんね。お母さん」と泣きじゃくりながら言ってしまう。魂の部分で悟った母親は、皆が帰った後、仏壇の前で「・・・有難うね。貴恵・・・」と呟く。涙腺が緩んで止まらない。
胸が張り裂けそうになりながらも、次々と没入してしまう名作です。
ひとり一人の登場人物たちが丁寧に描かれていて、プロのこだわりを堪能できます!
読む前、この表紙、何に(誰に)対してこんなに泣いてんだろ?ってずっと思ってたけど、…これは泣くよね。
なんか、自分にもあったらいいなーーとか、あり得ないけど思っちゃった…
Posted by ブクログ 2020年02月21日
それなりに落ち着くかな?
万理香の母の背景が見えてくる、決して家族の不幸を望んでいるわけでもなく、単なるネグレクトでもないよう…案外と彼女も転生?かなとも思わせるけれども。
貴恵が実家で『娘』に戻る、母との邂逅が何かの布石か?母よりも先に逝ってしまった後悔と悲しみと涙が、家族の変化で救われていく...続きを読むのか。
麻衣には、少し幸せな光が見えてきた、母として貴恵の気持ちも救われていくのだろう?
あとは、あの旦那だよな…ブレないこの人(笑)けれども、死んだ妻は本来戻らない、この世にはいない。ここら辺がまだまだかな。
やはり、最後は、貴恵と家族の別れの物語なんだろうな。
よかった〜
貴恵の実家のところで思わずウルウル( ; ; )
圭介の会社の親睦会での話もむっちゃいい‼︎
麻衣のことも気になるし…早く続きが読みたーい
オススメです
設定が設定だけにそういう目でみてしまいそうだが、周りの目を意識するのも無駄、結局は自分とあのキャラクターから語られるとは思っていなかった。家族とか時間は有限というキーワードが印象的。しかし、タケル君こそ本当に小学生?
Posted by ブクログ 2022年09月16日
溶けたバターの匂いに釣られて二人が早起きしてきて 沈黙が苦にならなくて私も楽 兎に角僕が言いたいのは時間は有限だっていうことなんだ_そしてそれはいつ突然終わってしまうかわからない