あらすじ
ほんの出来ごころから携帯闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコは、凄惨な拷問に遭遇したあげく、会員制のダイナーに使い捨てのウェイトレスとして売られてしまう。 そこは、プロの殺し屋たちが束の間の憩いを求めて集う食堂だった―― ある日突然落ちた、奈落でのお話。
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遅ればせながら、漫画版から入ったダイナーの原作を読みました!
凄く良かった!設定や話の流れなど、違うところは多いですが、登場人物の根っこは同じだと感じました。
カナコのど根性、ボンベロと菊千代がカナコを認めていくところ、コフィは結局・・・なところとか。あ、でもボイル(人間)は漫画版より原作の方が好きです!あと、スキンと九十九、やっぱり良いキャラでした(TT)
カナコが心の中で服従しようと決心してるのに口や体が勝手に逆らったりするのが面白かったです。意外とカナコはアウトローな世界が合っているんじゃないかと思ってしまう。
この話を読み終わると、ハンバーガーが食べたくてたまらなくなります。「ボンベロの背中」も(TT)ボンベロ、菊千代、来てくれ~。カナコと一緒に店をやろう!とついつい願ってしまいました。
Posted by ブクログ
言い回しとかすごい好き
特に炎眉がすち。あの時のこと(私の過去)なんてもうなんッにも気にしてないのよ??ってボンベロにアピっときながら
過去にがんじがらめで無様で良い。
Posted by ブクログ
短編集読んでて、この人のだけどーーーしても受け付けなくて、二度とぶち当たらないために作者しっかり覚えておこうと思ったら、そういや代表作『ダイナー』‥
ダイナーって、あの藤原竜也がやってたやつか?
と思い、調べたら漫画化されてるし原作自体評価高いし騙されたと思って購入。
そしてとっても面白く読めました。(^^)
あの短編集での嫌悪が、ほんっと嘘みたいに。
自分では全く読まないタイプのやつだった。
でも何も考えないで読めるタイプのやつでもあった。
グロあり暴力あり残虐あり、だがしかしなぜだかページが進む。不必要なまでに非現実的なザ•裏社会、それがよい。
カナコもなんやかやで最初からイカレてるしな。
最近漫画読んでなかったからなんかないかなと思ってたし、これの漫画ならちょうどいいかも。
いい意味で不快な感じとか。
ゴチです、ボンベロコック。
菊千代にイチゴ差し入れたい。
Posted by ブクログ
プロの殺し屋が集まるダイナーでの物語。
リアリティのある拷問や殺しの描写と香りがしてきそうな料理の描写の組み合わせが良い。
登場キャラクターが皆個性的なのが好き。
スキンとボンベロがかっこいい。
カナコは前半と後半でキャラチェンジが強めな気がする。
やや駆け足なのが残念。
漫画は設定や内容が少し違うようなので少し気になる。
Posted by ブクログ
初読み作家さん。
食に関する仕事をしているなら読んでみて、とお客さんに勧められた1冊。
数ページ読んで、ムリムリってなったけど、他の人の評価があまりにも良かったので、頑張って読み進めたら面白かった。
最後は雑に終わった感があるけど、映像が浮かんでくる本。
1番好きなキャラは『菊千代!』
Posted by ブクログ
良い意味で、読み終わったあとに何も残らないタイプの純粋なるエンターテイメント。全体を通した大きなプロットは物足りないが、各章に登場する癖の強い登場人物達のおかげで全く退屈しない。
主人公オオバカナコはなぜ以前のウェイトレス達と違ってボンベロに気に入られたのか、生き残ることができたのか、という描写は不足している。何億円もするオーナーのウォッカを隠したり、堂々と反抗したりするオオバカナコに対して「おもしれー女」と思っただけにしか見えないが。