あらすじ
デジタル化する世界の本質を解説!経済産業大臣の世耕弘成氏など、多くのリーダーたちが絶賛!
★★★★★★★★★★★
デジタル化の真の意味とは何か?
リアル世界がデジタル世界に包含されることで、世界で何が起こっているのか?
デジタルで企業が常に顧客とつながり現実世界の行動を
リアルタイムでデータ化できるという明日の世界の常識を鮮やかに描き出した一冊。
日本が進めるべきデジタル化の「道しるべ」を知りたい方に読んでいただきたい。
―――経済産業大臣 世耕弘成氏 推薦!
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現在、多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」に取り組んでいますが、そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ではないでしょうか。
世界的なトップランナーは、そのようなアプローチを採っていません。
まず、来るべき未来を考えたとき、「すべてがオンラインになる」と捉えています。考えて見れば、モバイル決済などが主流となれば、すべての購買行動はオンライン化され、個人を特定するIDにひも付きます。IoTやカメラをはじめとする様々なセンサーが実世界に置かれると、人のあらゆる行動がオンラインデータ化します。つまり、オフラインはもう存在しなくなるとさえ言えるのです。
そう考えると、「オフラインを軸にオンラインをアドオンするというアプローチは間違っている」とさえ言えるでしょう。筆者らはオフラインがなくなる世界を「アフターデジタル」と呼んでいます。その世界を理解し、その世界で生き残る術を本書で解説しています。
デジタル担当者はもちろんのこと、未来を拓く、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい1冊です。
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Posted by ブクログ
アフターデジタル2 UXと自由
■新たなUX(顧客体験)を議論しないDX=顧客視点で提供価値をとらえ直さないのと同じで本末転倒
・多くのユーザーがデータを預けてくれることには社会的責任が伴う。
・社会に還元して初めて、ユーザーが信じてデータを預けてくれる。
■行動データ
・顧客の解像度が上がり、付加価値を高める事が出来るようになる。
・行動データを利活用出来ないプレイヤーは負けていく時代。
■リアルな接点
・今までよりも重要な役割を持つ
・今までよりも頻度はレアになる。
■UX品質
・便利か、楽か、使いやすいか、楽しいか
■価値観の再定義
・成功体験のある企業・歴史のある企業が考えるべき事
・「空間」価値があるスタバが、デリバリーのコーヒーに圧倒される。
→「スタバらしいデリバリーとは何か」を再定義。50円高いが早く、味を損なわれずに届けてくれるサービス。
■データは単体ではお金にならない
・データが何に使えるのかというベネフィットがないと、データを買ったり使ったりしない。
・つかい方
①マーケティング・広告:消費行動分析
②金融:信用情報
③インフラ:交通・医療の効率向上
■役に立つ、と意味がある
・モノが充足し、便利になった時代では、「意味を見出す事が出来るニュータイプ」が生き残っていく
・役に立つ、で戦うと価値が単一のため、少数の身が勝利して、ほぼ全員が負ける。
・「意味がある」市場では多様化が進む。
・「意味がある」とコピーできず、高く売れる。
■環境変化
・インターネットの登場、情報共有、人々がネット上でつながる
・価値観が多様化し、離れて入れも繋がれるようになる。
・誰もが羨むというマスなメインストリームがなくなり始め、多様なストーリー性や体験型消費に移行する。
Posted by ブクログ
アフターデジタルの世界では、今あるオフラインを軸にオンラインをくっつければよいという訳ではない。
既存のビジネスをオンラインに移行し、オンラインとオフラインが融合したビジネスにしなければいけない。
私はアナログ、オフラインならではの良さがあると感じているので、そのような筆者の意見に最初は少し懐疑的だったけど読み進めていくうちに納得した。
オンラインがオフラインに劣っているという話ではなく、オンラインもオフラインもユーザーにとってはUIのひとつでしかない。
これから先のビジネスはビッグデータを生かしたUXの向上に寄与するようなサービスが増えていく。
そう考えると、データに支配された世界というネガティブなイメージよりもわくわくした気持ちが勝った。
巻末の筆者の考えにもとても共感した。
「価値」=「違い」×「理解」
違いがないと価値を感じないけど、違いすぎると理解できなくて壁を感じてしまう。
だからこそ、違いとそれへの理解が価値を生み出すという考えは、他国を見習う姿勢だけでなく、多様性が叫ばる現代で生きる上で、他者も自分を尊重するために必要なことだと思う。
Posted by ブクログ
後半内容が難しかったけど、中国でこんなことが起きているのか!とわくわくしながら読みました。「明日誰かに話したくてたまらなくなる」感じ。
アフターデジタル2は読もうかどうか迷い中。難しそう。