タイトルを見た瞬間、頭に「?」がいっぱい浮かびました。
『雪女と蟹を食う』ですよ!?
一体どんな内容なの!?って気になりませんか?気になりますよね?
ジャケ買いならぬ、タイトル買いです。
はて、グルメマンガかな?
と、読み始めてまた吃驚です。
1人の男が自宅のアパートと思われる一室で首つり自殺を図ろうとする所から物語はスタートします。
(全然グルメマンガじゃなかった―――!!)
死のうとするも中々思いきれない男は、死ぬ前に有り金を使い切ろうと思い至ります。
さて、何に使うか。
人妻デリヘルを呼ぶか…しかし…
そういえば、27年生きてきて一度も「蟹」食ったことない。
蟹食わないまま死ぬのか……
そう、男は人生最後の日に、人妻よりも北海道で蟹を食べる事に決めたのです。
しかし北海道に行くには手持ちが足りない。
そこで、見かけたセレブ妻の後をつけ強盗を企てますが、まさかの体狙いと勘違いされ…
何故か人妻と北海道まで蟹を食べに行く旅がスタートするのです。
目的はただ「北海道に蟹を食べに行く」というだけなのですが、
妙に抒情的なのです。
まるで純文学を読んでいるような感覚になります。
それでいて、画面から湿度や温度を感じられ、艶めかしく思えます。
何故「蟹」なのか?何かのメタファーなのか!?
ワケアリそうな人妻の謎の部分も気になるし、主人公の男も過去にワケアリそうで、気になる事づくめの1巻。
じっくりと読める、注目の新作です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2020年12月08日
雪女と蟹を食う(4) (ヤンマガKCスペシャル)
八戸からのフェリーの二人、船の中で銀河鉄道の夜に自分たちを重ねる。結末のジョバンニの姿は、この話のラストなのか?
あんたを一人にしないと言う北に、彩女は笑顔でいたいと。
肌の熱を交わし、そのしどけない姿で「好きよ」という彩女の言葉の真意は?
北...続きを読む海道に上陸した二人、市場で彩女の旅の理由が垣間見える。
札幌のホテルで、外に出る北は道に迷う。
そこでキャバ嬢のマリアと出逢います。
ネットで物議を醸した「マリア編」さて、このマリア、聖母マリアなのか、それともマグダラのマリアなのか?
失◯園?な大人のお伽噺(笑)
#雪女と蟹を食う
#漫画倶楽部
#漫画好き
#漫画
4巻、今までのテイストとちょっと違う感じです。結末がとにかく気になる二人でしたが、その二人以外の人物が登場。のちに響きそうな匂いのする人と、全く関係なさそうな人。それと意外なモノも。ここからどうまとまるのか、大丈夫か?という一抹の不安を感じた4巻でした。