【感想・ネタバレ】パーフェクトワールド（８）のレビュー

有賀リエ

震災の夜、避難先の車の中で一夜を過ごした樹とつぐみ。翌日、是枝と長沢が東京から駆けつける。樹は長沢と一緒に避難することになり、二人は再び別れる。だが是枝は二人が車中で過ごしたことを知ってしまう…。つぐみは友人の舞花に誘われて東京に出る。舞花は車イスに乗る恋人･晴人と別れていた。別れたことに｢後悔はない｣という舞花と晴人。その夜、是枝の部屋に行く予定だったつぐみが向かった先は樹の元だった。

[ここあ · ★★★★★]

二人の試練

こんなに一緒になることが辛いカップルなんているだろうか…。恋愛は自分と相手のものだけれど、そこにどうしても親や友人が関わってくる。親の病気とか横恋慕とか、色んな要因がからまってくる。でも二人で見つけていける道があるなら、そう信じて向かっていけるなら、どんなに大変でも進むべきだと思う。本当に漫画とは思えないくらいリアルな感情や状況が伝わってきて、主人公と一緒につらい気持ちを覚える。人の生きざまを本当に真摯に描いた漫画だと思う。

＃泣ける ＃切ない ＃深い

[よし · ★★★★★]

一言

言葉って大事なんだなぁ。言った方は対したことを考えて口にしているわけではないんだろうけど。なんだか、ズシンと重い気持ちになった。

[ブクログ · ★★★★★]

もう本当に私は是枝が好き過ぎる。なんなのあの最後のメール。是枝の幸せを私も祈ってるよ。でも長沢さんとだけはくっつかないでくれ。

[ブクログ · ★★★★☆]

是枝と別れ、よりを戻す鮎川と主人公。
褥瘡の手術で2ヶ月身動きが取れなくなってしまう。
生命の危機に瀕することも鮎川の日常の一部だということを飲み込み、鮎川の希望の通り現場の様子を伝える仕事を引き受ける主人公。
だが、鮎川との交際を未だ反対される主人公。
また、楓と圭吾の結婚式で二人の幸せを歪んだ捉え方をする親戚もおり、この世界に二人だけで良いと嘆く。