あらすじ
明治初期にナウマンが発見した、日本列島を真っ二つに分断する「巨大な割れ目」フォッサマグナ。その成因、構造などはいまだに謎に包まれていて、一般向けに書かれた解説書はなかなかつくられない。しかし、フォッサマグナを抜きにして、日本列島の地形は語れないのだ! ブルーバックスで人気を集める地学のエキスパートが挑む!
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Posted by ブクログ
フォッサマグナという言葉は有名だけれども、実際にその範囲、定義、成り立ちを理解している人はすくないんじゃないかしら。
実は、フォッサマグナの西側は糸魚川静岡構造線だけれども、東側についてはまだ論争中らしい。
じゃあ、なんで論争かというと、「出来方」について定説が固まってないらしい。
では、どんな出来方説があるのか、ということで、
地球内部構造、プレートの動きから、日本海とフォッサマグナの成り立ちの各学説を、きちんと解説した一冊。
Posted by ブクログ
日本人として普通に地理で習った「フォッサマグナ」。それがこれほど珍しい地形だとは。
日本列島は二つに分断していたものが観音開きの戸が閉まるように合わさるようにできたのではないか、背後に日本海ができたのもその余波、と。
「日本海その深層で起きていること」を読んで日本海に興味を持っていたがここでつながるとは。