【感想・ネタバレ】フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体のレビュー

あらすじ

明治初期にナウマンが発見した、日本列島を真っ二つに分断する「巨大な割れ目」フォッサマグナ。その成因、構造などはいまだに謎に包まれていて、一般向けに書かれた解説書はなかなかつくられない。しかし、フォッサマグナを抜きにして、日本列島の地形は語れないのだ! ブルーバックスで人気を集める地学のエキスパートが挑む!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

フォッサマグナという言葉は有名だけれども、実際にその範囲、定義、成り立ちを理解している人はすくないんじゃないかしら。

実は、フォッサマグナの西側は糸魚川静岡構造線だけれども、東側についてはまだ論争中らしい。

じゃあ、なんで論争かというと、「出来方」について定説が固まってないらしい。

では、どんな出来方説があるのか、ということで、
地球内部構造、プレートの動きから、日本海とフォッサマグナの成り立ちの各学説を、きちんと解説した一冊。

0
2018年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 日本人として普通に地理で習った「フォッサマグナ」。それがこれほど珍しい地形だとは。
 日本列島は二つに分断していたものが観音開きの戸が閉まるように合わさるようにできたのではないか、背後に日本海ができたのもその余波、と。
 「日本海その深層で起きていること」を読んで日本海に興味を持っていたがここでつながるとは。

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2018年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもの頃から知ってるつもりのフォッサマグナだが、意外にも、これまで学問的にはあまり研究されてこなかったとか。それが、近年になって、学会でも注目が高まっていて、本書も、最近の研究成果も踏まえつつ、著者の大胆な予想を織り込みながら書かれている。
プレートテクトニクスのイロハを知らずに読むと、やや難しいかもしれないが、フォッサマグナだけでなく、日本列島の成り立ちやフィリピン海の構造まで解説されていて面白い。できれば、トランスフォーム断層の成り立ちや構造といったものをもう少し詳しく解説してほしかったが。

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2018年08月30日

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