【感想・ネタバレ】オリエント(4)のレビュー

あらすじ

鬼神に対抗できる唯一の武器、鬼鉄刀。"刀の試し"を突破し、鬼鉄刀に選ばれた者だけが、武士として鬼神との戦いに身を投じることができる。しかし、"刀の試し"を受ける武蔵の身に異変が起きた。武蔵に宿る謎の影が、魂を黒い鉱石へと染め上げる。影は武蔵の脳裏に過去の記憶を映し出し、武蔵は心の奥底にしまった幼少期の記憶と向き合うことに──。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『刀の試し』で武蔵は鬼鉄刀が使えない忌人である事が判明。武士になるのを諦めろと言われた武蔵の前に現れたワンコ←
そのワンコに刀の素材にされそうになったり武蔵の中に女神が存在してたり辛い過去を見せられ、それでも小次郎の父親がくれた武士の心を思い出したり、情報過多でアップアップする巻です。そして武蔵は小次郎とつぐみを助ける為に山に向かうーー、

おまけ:つぐみの日報によると武蔵は父で小次郎は母(???)

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2019年12月12日

Posted by ブクログ

 鬼鉄刀の「刀の試し」で残酷な真実が突きつけられる4巻である。
 武士として刀の試しをすんなり成功させた小次郎とは違い、武蔵は刀から拒絶され、全身から黒の棘を発現させる「忌人」だったことが判明する。
 ただ、そこにはある種の物語的な秘密が秘されていて、武蔵のような人間を捜し求めていた伴天連風の男・犬飼四郎との再会と、彼による罠によってそのことが明らかにされている。
 穴に落とされ、溶岩の焼かれるか刀の試しを行うか選択を迫られた武蔵は、黒曜の女神と称される身中の何かと対面する。
 そこでもまた残忍な、あまりに心を砕く過去が武蔵に突きつけられる。ちょっと武蔵痛めつけられすぎな感があるのに、それでも全然折れてない武蔵がハンパない一巻であった。

 ある種の貴種流離譚的な、特別な何かを秘めているらしい武蔵が描かれた一巻である。
 まだまだ物語の謎解きは途上であり、物語も犬飼の小次郎への襲撃を助けに向かう武蔵の姿でクローズする中途の展開だ。
 その辺も加味して、ここでは星四つ相当と評価したい。犬飼と再び対面する武蔵がどんな言葉を吐くのか、次巻が楽しみである。

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2019年06月21日

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