あらすじ
中学二年生、道端たんぽぽ。幸せな毎日が続くことを信じ切っていた…。しかし、突如日常は崩壊した。「無作為選出対象者無視法」…通称"くにはちぶ"と呼ばれる法律の対象者に選ばれ、日本中全国民から"無視"をされることになったたんぽぽ。友達からも、家族からさえも……。戦慄のサバイバル・サスペンス開幕!!
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問題作
この作品は時代が違えば国から有害図書扱いを受けてしまうのではないかと思えるぐらいぎりぎりを攻めた作品です。ぜひご覧ください。
これはちょっと…
一人の人間が国からいない扱いされてしまう物語
無視しないと罪になるってどんな罪…
何を目的に描かれてるのかよくわからない…
バカなの?
国中から無視される、そのアイデアはいいと思う。
でも主人公もさぁ…周りもさぁ…バカしかいないんかと…
もっとうまいことできるやろ。家族もさ、ご飯多めに作って残しといたらいいだけやし、家の鍵もわざわざ閉めずに「うちは戸締まり緩いんです〜」て言っときゃいいだけですやん。
そういう都合のいい言い訳は通りそうな感じやし、読んでる限り。
そんで主人公もさ、母親がカメラつけた電気つけるのにテーブル乗るとき、律儀にテーブルの上乗り続けてるのなんなん。母親に踏まれる前に降りればいいだけやん。ぐえ〜苦し〜母親にも無視された〜悲し〜ってしたいだけやん。
欲しい漫画も買えないみたいな状況あったけど
国民から総無視されてんねんから最早万引きし放題やろ。
無視されるってこと自体は現実では本当に辛いことやけど、この作品の中では少なくとも家族と仲いい友達は無視に乗り気じゃないしそれを主人公もわかってるし、
もーーーーっとうまいことやりゃ精神的にも苦痛なくむしろ一年間フリーダム!!なんでも犯罪し放題やっほぅ!!な状況じゃね?
それをわざわざこいつらアホなんかって思うようなやり方でわざわざ傷つけてわざわざ傷つけられにいって
最後のあざみちゃんだけやな、救いは
設定は某エロゲーの劣化版
これを評価してる人には「車輪の国、向日葵の少女」という古いエロゲーをオススメする
その作中にも『存在が認められない義務』という罰則が存在するが、このマンガのギャグ法律と違ってきちんと辻褄は合っているし、ストーリーも楽しめるはず
このマンガがパクった!
とは言わない
もし設定を盗用してたら、こんな支離滅裂な話にはならない
単純に作者と担当編集者の実力不足だろう
仕様もない
なろうが出来てから珍しくもなくなったが、それでも尚かなり話の筋がグダグダ。
世界観が『対象者を一年間無視しなければならない』という違いだけならそんな悲壮なこともない。
期間中の対象者がどこで何をしようとその一切を無視しなければならない訳だから、
その間は何をしてようと一年経ったら元の生活に戻る。と言うか戻さないといけない。
期間が過ぎれば人権も復帰するし、期間中でのことで責められも罰せられもしない。したら無視してないことになって違法になる。
そもそも人とのやり取りなしで一日ならまだしも一年間生存するのに、平時ならば犯罪になる行為を一切しないでいるのはほぼ不可能なので
責任は国にある。だから期間終了後に対象者が不利益にならないようにする義務がその生涯で発生する。
怪我や病気を避けられれば、一年後は普通に中学三年の続きからやれる。
進学や就職も不利な扱いを受けることもなく、期間中に買った恨みを晴らされることも死なば諸共と思われでもしない限りない。
無視というのはそれが悪意によるものであり、いつ終わるとも知れないから辛いのであって、
始めからそういうものだと思えば対象者の自殺もそうそう起きないと思う。
どこかに閉じ込められることもなく自由はある訳だし、取り合えず誰かと居るだけなら出来るので、
学校に来ることや今のクラスメイトと一緒に進学することに拘らなければドラマにもならず、
多くの対象者が無難に一年を過ごすのではなかろうか。
目的がイジメの被害者の気持ちを理解させることなら無作為ではなく人を傷つけるような行いを日頃からやっている人を対象にしなきゃ。
接触してはいけない、そこにいるとも思ってはいけないなら、学校行かなくてもスルー、万引きしてもスルー、どんな犯罪行為してもスルーでしょ。むしろ選ばれたい人続出では?
ネットなら絡んでもバレないし、一年くらい誰とも遊ばなくたって全然孤独じゃないんだが。
無料で1巻だけ読んだ感想
他のレビューにもあるが、昔あった「車輪の国、向日葵の少女」というノベルゲームと設定が似ている。
「車輪の国、向日葵の少女」の方は世界設定がしっかり作り込んであって、状況や展開やキャラの心理描写に納得できた。さらにストーリーには何重にも伏線が巧妙に敷いてあって、最後の最後ですべての伏線が繋がり、それまでの思い込みを覆されてどんでん返しがあるという名作だった。(プレイしたのは15年以上前なので、かなりうろ覚えだが)
一方本作「くにはちぶ」については、設定だけは同じなものの、キャラの行動や心理描写にはまったく納得がいかない。周りから無視されるというのならば、もっと要領よく生きれるのでは? 食べ物ならば、どこかのバイキングに入って並んでる料理を勝手に食べればいいだけだし・・・むしろ便利。家族と会話できないだけで「私なんて不幸なの!」みたいなアピールするのも、メンタルが弱すぎる。世の中、家族に虐待されたりで、この漫画の主人公の数十倍不幸な人間が腐るほどいる。そもそも、常に監視されているという割にはけっこう監視がガバガバで、監視装置を隠せば普通に家族と会話できる。
漫画の作者本人が「車輪の国、向日葵の少女」を元ネタにしたのかどうかは知らないが、いずれにしろ世界設定をまったく活かせておらず、シリアスな話のはずなのに全体的に生ぬるい。