あらすじ
『このマンガがすごい!2018』オンナ編3位の話題作、完結!イスラム女子・ナダと過ごし学びあった協同生活、感動のフィナーレ!
...続きを読む感情タグBEST3
とても素敵な友情
泣きながら読み終えました。
異文化交流に感動とか、そんな大それたものではなく、ただ純粋にサトコとナダの2人の友情に心を打たれたからです。
新しい出会いと別れ、講義の準備や課題、テスト、バイトや恋愛など……この物語の中で描かれていたのはよくあるキャンパスライフでした。
ただ少し文化が違うだけ。
育ってきた背景や環境はことなるけど、チョコレートやフローズンヨーグルトが好きで、女子会で騒いで、ホームシックになって、サトコもナダも普通の女の子でした。
普通と言っても彼女たちにはそれぞれ素敵な魅力があって、誰にも似てなくて、1人の人間としてのパワーを持っていて。つまらない意味での普通ではないのがまた素敵でした。
そんな2人の育んできた友情、2人の生活、空気、コミュニティはどれも素敵で温かで、とても愛おしいものだと感じました。
国や文化が違えば相互理解することは難しいけど、すべてを理解する必要はない。ただ受け入れてあげればいい。
特に宗教については、宗派や戒律などが国によって違うので全てを理解するのは本当に難しいことなのだとこの作品で実感し、けれど完全に理解する必要もないということもサトコとナダの2人から教わりました。
理解できなくても、ただ相手に寄り添って受け入れてあげればいい。
人とのコミュニケーションにおいて大事なことですが、国境を越えた間柄でもまったく同じなんだと目からウロコの気分です。
特別視する必要はなくて、ただ純粋に相手を1人の人間として接する。そんな当たり前のことですが、それがとても大切なことなのだと気づかされました。
世界中のたくさんの方に読んでいただきたい作品です。
平和な世界になりますように。
よかった!
監修の方の最後のメッセージがうまく昇華された素晴らしい作品だった。
最初はイスラムって言われてもよくわからない。興味もあるかと聞かれたら微妙としか答えられなかった。ただ、主人公2人の日常というほのぼのした題材だったからこそ読もうと思えた。
もっと自分の視野を広げたいなと思えた。
Posted by ブクログ
シリーズ、第四弾にして、最終話。
日本人のサトコとサウジアラビア人のナダ。
環境や文化の異なる2人の女性が、アメリカでルームシェアすることに。
今回は、ナダのシャウファ(お見合い)で、いよいよアブダーラさんと会うことに。
そして、2人の結婚への道が...
始まりがあれば、終わりがある。
やがて訪れるサトコの帰国。
ナダや友達との別れに、胸が熱くなります。
プロローグのボーナストラック。
数年後、2人はサンフランシスコで再開。
ナダの元には可愛い子供(タリークくん)が、そして、サトコはショートヘアに変わり、ケビンくんと付き合うことに。
でも、変わらないものも...
再開した2人を、笑顔で見つめる当時の2人の姿が。
つい、ウルウルしてしまいました。
上手いですね、このシーン、大好きです。
インシャーアッラー
〝もしも神が望むなら″
読まなくても感動する
サトコが日本に帰る空気の時点で、絶対これは感動しちゃう、、と思ったけど、やっぱりサトコとナダの成長がみれると感動してしまいます。
2人が思いやりを持って行動した結果が、少しずつ周りの人達にも伝播していく感じもとても良かったです。
たった4コマで面白くてジーンとさせる良い漫画に出会えました。
Posted by ブクログ
ついに完結してしまった。さみしい。
この漫画を読んでいたらイスラムの文化にちょっと興味が出てきた。
巻末に単行本特典の短編が載っているのがファンには嬉しい。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かった。web発のマンガをいまいち信用しきれてないところがあったけど、これは繰り返し読みたいし、娘にも読んでほしい。
異なる文化、宗教、価値観。理解できるできないではなく、その差異が存在することそのものを自然に受け入れてゆくサトコとナダ、友人たちがまぶしい。
Posted by ブクログ
借りたもの。
アラビア語で“アル”で始まる単語が多いのは、“アル”が定冠詞(THEのようなもの)だから、というアラビア語講座からはじまり、コーラン朗読のダウンロード販売が存在すること(現代的)!。うーん、日本でも般若心経ダウンロードあるから、こういうものなのでは?
バーミアンの石仏爆破は今も忘れられない犯罪…原理主義者の暴走に反対するイスラームがいることを改めて思う。(そもそも原理主義者はただの過激思想で短絡的だと思う)
サウジアラビアで女性の教育は現在も色々と制約がかかっていて、文化圏が異なる私には「それでいいの?」と疑問を覚える。……でも性教育に関しては日本も大概だと思う。
メインはナダと婚約者・アブダーラとのシャウファ(顔合わせ)。
選ぶためのお見合いではなく、もう決まっている結婚相手…その緊張感と正式に対面し会話をする事の緊張感。
双方、良い相手だったので今回は終始良い雰囲気で終わる。
不安を覚えていたナダも、心の引っ掛かりが取れて清々しい雰囲気に。
年齢や文化圏が異なる人々が親しくなり、同じ学校で勉学に励む……その微笑ましい光景がまぶしい。本来のグローバリズム。
学びたい者が学びたいことを学び、生き生きとしている。
前巻から登場した、日本から短期留学で来ているマチコ。
彼女とサトコの対比によって、日本人が何となく持っている『イスラム教って怖くないですか?』という偏見とそれを改めることの大切さ。
ホームステイも憧れやキラキラしたものばかりではない。
マチコのホームスティ先の環境はあまり宜しくなかった。それらを含めての経験が大切だと伝えるサトコ。
そしてサトコ自身もいよいよ帰国……たくさんのありがとうを抱えて。
単行本特典は後日談。
交流はちゃんと続いて、ナダは一児の母に。サトコもオタクなケビンくんとの交際をしていた!
Posted by ブクログ
来たる、帰国。
帰国は決まっていることなんだけど現実的にあっさりしてたなぁ。やっぱり著者の体験談をもとに書いているのかなと思います。(漫画だからとありえない展開とかないし、個人ブログの日常漫画読んでる気分)
ナダの結婚式とかにサウジ行ったり話あるかなぁと期待していたけど、そういうったことは一切すとっばされていていたのでおそらく結婚式にも参加してないのかな。
普通に面白かったです!!
それにしてもずっとアメリカで勉強できるナダ家の経済力すごいな(笑)
(外国人がアメリカ留学ってかなりの費用がかかります)
Posted by ブクログ
完結した〜。
アメリカ留学異文化(イスラム)交流物語。
絵柄も好き!
全て分かりあったり出来なくてもお互いを尊重していれば仲良くなれるよ、というお話だったと思います。
書き下ろしエピローグが数年後の二人を今の二人が眺めてるというシーンで、なんというか、エモい!えーこんな素敵なエピローグ初めてみた。
娘に読ませたくて目のつくところに置いてあります。
読みながらずっと成田美名子先生の「アレクサンドライト」を思い出しておりました。日本人留学生でハットリっていうのがいて。サイファとハルのルームシェア生活もなんか色々異文化交流なところが似てたな。
ロマンシス
サトコとナダの友情には涙して笑顔したけど、最後は結婚しておわりかよ。みたいに、意外性が何もなくて気持ちが下がりました。こんな変わらない友情はないよ。
恋愛と結婚と子供だけ無かったら、すごく良いお話しだったのに。
Posted by ブクログ
学習マンガリストから。基本的に四コマ漫画だけど、物語の流れもちゃんとある。コマ割りが一定だから、そこで違和感を感じることはないけど、逆に緩急のつけ方が難しい分、単調に流れていってしまいがち。本作もそのきらいはあるけど、未知への好奇心がそれを上回る。佳作。