あらすじ
土佐に生まれた作家が渾身の筆で描いた初の歴史大河小説。わずか14歳。寺子屋にも満足に通えなかった貧しい漁師が鎖国日本から身ひとつで漂流。初めて西洋文明(アメリカ)の中で暮らした日本人となり、初めて欧米の高等教育を受けた日本人となり、初めて世界の大洋を巡った日本人となり、ゴールドラッシュのカリフォルニアで金を掘り、唯一、自力で帰国を果たした日本人漂流民となった。帰国から2年後、あのペリー艦隊がやってくる。この男がいなければ、日本は植民地になっていたかもしれない。
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Posted by ブクログ
第2巻から読み始めてしまった『ジョン.マン』
第1巻の『波濤編』読み終えました。
万次郎が故郷を追われ、商人船で逃げるように
他の地へ、新しい仲間と仕事。
信頼も受け新造船で、祝福を受け太洋へ。
漁場を探して遠出をし、嵐にあってしまう。
そこで偶然に彼らを救うのは、
アメリカで急激に数を増やした捕鯨船。
その船も新しい門出2度だった船だった。
船長の人柄、賢さ。
とても魅力的に描かれている。
また始めは炊事係として働く万次郎の
船上での料理も見所の一つ。
まだまだあと3巻分楽しめるかと思うと。
嬉しさも、こみ上げてくるというものだ。