【感想・ネタバレ】LOST 失覚探偵 (下)のレビュー

あらすじ

密室での死刑囚の焼死にはじまる連続殺人事件は、仏教の六道に擬えられていた。探偵・六元は地獄界、天界、修羅界、餓鬼界の四つの事件を解決するごとに、自らの感覚を消失。残るは赤の視覚と聴覚のみだった。探偵を嘲笑うかのように、同居人の花純が誘拐され、姿を消す。黒幕との直接対決の中、六元の推理が反転し続ける真実に挑む。最後の感覚を失った探偵の運命は……!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
最終章

<あらすじ>

第5の事件が発生
悪徳企業の花純似社員が斬首される
この事件も六元が解決するが、聴覚を失う。

そして六元のもとに手紙が届く。
「畜から人へ。君の大切な人と引き換えになるのは、君の人生」
手紙の差出人は鹿野和義
花純は誘拐され、次の事件の犠牲者として六元が指名されたのだ。

第6の事件
六元と三田村は鹿野から指示された場所に向かう。
そこにいたのは鹿野ではなく花純だった。
花純は三田村を銃撃し、その銃口を六元に向けた。
六元は今までの5つの事件の犯人全員が花純とつながっていたことや動機を推理し披露する。
そして六元は、赤の視覚を失った。

「六道連続殺人事件」を裏で操っていたのは花純だったのか?


<オチ>
すべての感覚を失った六元の目の前で三田村が豹変する。
真犯人は花純ではなく三田村だった。
その動機は六元を自分のもとに置きたいほど愛していたからだった。

豹変し六元に向かってベラベラしゃべる三田村だったが、それに答える六元。
すべての感覚を失ったのになぜ?

実は六元は第四の視覚を持つXXY型染色体を持つ特異者だった。
最後の視覚で読唇術を行い三田村に話す六元。

六元は戦時中に感覚を操作する薬の開発に従事させられ、恐怖心と良心を失わせる薬を作った。そしてその薬を三田村が飲んでいたことを三田村と再開した時に判ったこと。
そしてその薬の開発の影響で自身が失覚の病を患ったこと。
三田村が事件を起こした原因のすべては自分にある。と

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2017年10月16日

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