【感想・ネタバレ】光と電磁気 ファラデーとマクスウェルが考えたこと 電場とは何か? 磁場とは何か?のレビュー

あらすじ

電磁気学なくして、相対性理論は生まれなかった! 自然界のすべての力を説明する究極の理論への第一歩、電気と磁気の統一はどのように成し遂げられたのか。貧しく満足な教育を受けられなかったにもかかわらず、天性の実験センスで科学を切り拓いたファラデー。ケンブリッジ大卒のエリートで若くから数学に特別な才能を発揮したマクスウェル。対照的な二人の天才の共演によって、電磁気学が完成される過程をたどる。

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Posted by ブクログ

原論文や書簡から、電磁誘導を発見した実験家のファラディと数学を駆使して電磁気学を構築した理論家のマクスウェルが考えたことを追う。どちらも天才のファラディとマクスウェルが実験と理論の立場で電磁気学を完成していくことがわかる。

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2018年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んで良かった。

サブタイトルにあるような電場と磁場について学びたくて読みはじめたが、そのための学術本ではなく、ファラデーとマクスウェルを中心とした「科学史」の本であった。

しかし、今まで触れたことのないジャンルだっただけに新鮮な気持ちで読み進めることができ、これから学ぼうとする電磁気学の先人達の経歴や思いを知ることができ、モチベーションが高まった。

マクスウェル方程式ただの数式として捉えるだけでなく、その背景を知ることができたのは、貴重な経験だった。

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2021年06月06日

Posted by ブクログ

電磁気学を創設したファラデーとマクスウェルのいわば伝記。

高等教育を受け、微積分や微分方程式を巧みに操ったといういかにも優等生なマクスウェル。

一方で子供の頃から貧乏で製本所で働き、高等教育を受けられなかったファラデーは数学が全く使えず、論文に数式が全く出てこなかったというのには驚かされました。実験の腕と真理を見分ける目を武器に素晴らしい発見を次々としたのは本当に驚きです。

ファラデーは高校物理で出てきますが、こういったバックグラウンドの話が何一つ教科書には描かれないのは、もったいないですね。科学というのは歴史ありきだと思うんですが。。。

ファラデーとマクスウェルには関係ないですが、進化論で有名なダーウィン先輩が、ウェッジウッドの創業一族に属してるというのは驚きでした。金持ちのボンボンだったから、一度も働かずに研究ばかりしていたらしいですよ。羨ましい!

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2019年01月27日

Posted by ブクログ

製本屋に奉公に出るような厳しい境遇ながら、天性の実験センスで数々の成果を出したファラデーと、裕福な家庭に生まれてエリート教育を受けた優等生マクスウェル。対照的な2人の天才により電磁気学が確立されていった過程を興味深く読みました。
2人の主役もすごいけど、どこにも発表せず密かにすごい発見を連発していたキャヴェンディッシュもすごい。

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2019年04月07日

Posted by ブクログ

もうちょっと、電磁場についての記載があるのかと思ったら、時代背景とか、科学史みたいなんが中心。
そう興味は持てなかった。
ちょっと、読む本間違った。

本としての出来とはまた別。

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2017年01月16日

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