あらすじ
嗚呼、五丈原に孔明逝く!時に建興12(234)年8月23日であった。天愁地惨(てんしゅうちさん)、月色無光の夜である。享年54歳。その後まもなく蜀が滅び呉も降伏。魏のもとに三国が統一される。それもつかの間、司馬炎が帝位につき、晋王朝にとってかわられる。道教の視点から描き直した痛快無比の三国演義。全6巻完結。
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Posted by ブクログ
うーん、孔明が死んだ後の三国志って、今まで、全然、真面目に読んだことがなかったのですね、わたしは。
それは、吉川英治の三国志から読み出したせいかもしれません。
だって、あれ、
「あとはつまんない」
って、書いてありますからねぇ。
でも、その後に、けっこう有名な話があるのですね。
阿斗が、
「ここは楽しいので、蜀のことなんて思い出しません」
と言ったのは、こんなに後の話だったんですねぇ。
しかし、このへんの知識って、兄貴から仕入れたものだと思うから、あの人は、私よりも真面目に、その後のことも読んでいたということですね。
昔は、マメな人だったのね……(遠い目)
あと、姜維が、こんなにも報われずにがんばったことも、ほとんど知らなかったです。
ここまで、興味を持って読めたということで、この本の意義は大きかったと思います。