あらすじ
同じ学年の東くんに片想いしてきた相沢のぞみ。告白に超斜め上の返事をされてからも、めげずに駅のホーム、中庭、部室、喫茶店、図書室と、沢山の会話を続けて次第に東くんと仲良くなり、ついについに東くんから告白される。だけど、なぜだか付き合うのは待ってほしいと言われてしまって? 笑いもニヤニヤも”恋も”止まらない! すれ違う男女の新感覚”トーキング”ラブコメディー、完結の第7巻!
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美少女が問う。「恋をするとなぜ女の子は弱くなってしまうの…?」不愛想な眼鏡男子が答える。「自分に甘いんじゃないか」――王道美少女の相沢さんが恋をした相手は、少しばかり偏屈な眼鏡男子の東くんだ。二人は駅で、互いの素朴な疑問について、ひたすら会話を重ねる。
『僕と君の大切な話』がタイトルだが、会話の話題自体は特に大切なものではない。
コミュニケーションの本義には共感よりも「相互理解」が先立つと私は考えているが、リアル恋愛の枠組みの中において、男女の会話は相互理解を目的としないことがしばしばある。ドキドキはしても相手の心に触れたと感じる会話ができることはあまりないのでは?(私だけ?) 互いに意識はしていても、れっきとした恋愛関係にはない相沢さんと東くんの会話は、何をゴールにするでもなく、ただ「相手をもっとよく知りたい」「違う世界や価値観を知りたい」という純粋な気持ちに溢れており、それは東くんの「たとえば僕と君が違う星の人間だとして それをつなぐのが言葉だろう」という台詞からも見て取れる。議論を重ねた末の結論が「やっぱり男(女)の考えはよく分からない」であっても良いのだ。「僕はこう考えていて、君はそう考えている」と知ることこそが、得難い気付きである。
第1巻では駅のプラットフォーム、第2巻では学校の中庭で、相沢さんと東くんは会話をする。徐々に周囲を巻き込みながら、互いの心に近付いていく。距離は縮んでもまだまだ恋愛関係に至るまでの道のりは長い。大人になった私たちが、何となく自明のことだからと俎上に載せることをためらいがちな疑問や謎が、二人の会話で紐解かれていくのも興味深い。行く先を見届けるのが楽しみである。
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Posted by ブクログ
最初はふたりの会話のテンポが好きだった。
後半からはふたりと周りのラブコメにほんわりしてた。
相沢さんは理想の女性だね、こんなに一途に思われたら嬉しい
おわっちゃったー…
いいラストでした!でももう続きが読めないかと思うと寂しい…!!
最終巻なのにサブキャラ達の仲に色々進展が盛り込まれてて、えっそうなの!?みたいな驚きと期待に満ちた一冊でした…!彼らの話も外伝とかで読みたいよー!!!
相沢さんと東くん、やっとくっついてくれて見事なお似合いカップルになれておめでとう!日々会話を大事にしながら、末ながーくお幸せに♡
最終巻です。
…むっちゃよかった〜
全巻通して思ったことは「大きな事件は全くないのに面白い」です。
絵もとってもお上手だし、すごい作家さんだと思いました
(ろびこ先生の作品は初購入です)
また機会があれば、他作品も読んでみようと思います。
最終巻なのが寂しい!
交際を始めた2人のその後の物語をもっと読みたかった!
交際前の2人の関係も素敵だったり、面白かったりで魅力的だった。その分、交際後の二人の関係も見たかった!
完結したのが寂しくなるほど、良いほのぼのとした漫画だった!